<巳宮>巨門化忌・陀羅
巨門化忌居旺、陀羅居陷。巨門は本質的あるいは外面的な口舌是非(話の食い違いから生じたいさかい)、化忌は心の中の是非、陀羅は心の中で自転して止まらない是非で、合わせると三重の是非になる。そのため、この格局は絶え間ない言い争い・内外からの攻撃があるのは明白で、収まることはない。言葉が鋭く、理不尽で、心の中も陰謀が多く、愚かな方法で人に害を加えるが、必ずしも人に害を与えることはできず、かえって自分により多くの面倒を引き寄せる。多くの問題を起こしたものの、何も成し遂げられず、無駄に疲れ、人から嫌われ、ののしられ、叱責され、恨まれるという格局である。病理的には奇妙で厄介な病気にかかり、がん・肺・呼吸道の病気、胃腸・消化系統の病気、皮膚・腎臓・膀胱・水道・泌尿系統の病気、リンパと循環系統の病気・糖尿病・怪我・流血などがある。
<巳宮>文曲化忌・陀羅
対宮が廉貪双星ともに落陷相照の格式で、文曲化忌は居廟、陀羅は居陷。頭がはっきりせず、話し方と才能が奇妙で、思想は馬鹿げていて、人から好かれないことを表す。さらにいつも邪淫な思想を持っている。これは「廉貪陀」の「風流綵杖」格が文曲化忌を伴う格局である。好色で、正常でない男女関係があり、もともと人から嫌われるが、欲深く、無理やり男女の色情事件に巻き込まれようとするため、邪な恋愛やもめごとを引き起こし、愚かなことをする。また話し方に問題があるため、表現が下手で、口論を招いたり、他人の怒りを買ったり、集団攻撃されたりする。
病理的には、腎臓の精気不足による病症・下半身の病気・四肢神経系統の不良・血液循環の不良・怪我・がん・性病・生殖系統や泌尿系統の病気がある。
<巳宮>太陰・文曲化忌・陀羅
文曲化忌は居廟位、太陰化忌と陀羅はともに居陷位。したがって貧しく、粗野で、みすぼらしく、言葉は鋭いが災いを招き、人に好かれず、愚かなことをしがちで、自分の間違いを認めない。奇妙な才能を持っているが、自分にも他人にも有利に働くことはない。怪我・出血・交通事故・下半身の病気・肝臓病・膀胱・腎臓・生殖系統・水道系統・泌尿系統の病気・濕疾・皮膚病などに見舞われる。
<巳宮>廉貞・貪狼化權・文曲化忌・陀羅
邪淫桃花(酒色財気)があり、トラブル災禍を招く。これは「廉貪陀」の「風流綵杖」格が、さらに「權忌相逢」を伴う格式である。強力な好色で、言葉が鋭く、頭が冴えず、しばしば桃花事件を引き起こすため、必ずもめごとがあり、こんがらがって訳が分からなくなる。化忌が宮位にある場合、まさに頭がはっきりしない。そのうえ貪狼が文曲に逢えば、ますます頭がはっきりせず、政治事務が混乱する。だからこの格局は、頑固に強引に邪淫桃花の中に飛び込んで自らトラブルを求めるもので、誰にも止められない。病理的には四肢の怪我・筋骨の痛み・歯痛・下半身の病気を表す。生殖系統の不良や病気、腎臓虚弱・性病・肝臓や胆のうの病気を患ったり、血液に不純物が混じって問題が生じたりする。
<巳宮>巨門・文曲化忌・陀羅
巨門居旺、文曲化忌居廟、陀羅居陷であるため、頭がぼんやりして、言葉のトラブルが多く、自ら災いを招き、三重四重の大災禍があり、毎日が忙しくて終わりがない。怪我をした後もトラブルがあり、賠償を得るのは難しい。この格局も話や抗議が好きで、常に不満や意見が多いが、言葉に筋が通っておらず、とりとめのない話になりやすく、テーマが正しくない。道理をわきまえない振る舞いで混乱させ、凶悪な人に会うと口をつぐんで、ケンカする勇気がない。温和な人に会うと、ケンカはさらに激しくなる。心の中は奇妙で、正しい道理に従わず、ひねくれている。行動に基準がなく、自分勝手で、物事を先延ばしにし、すべては愚かな理由によるもので、人を納得させられない。病理的には、怪我・交通事故・出血・奇妙な病気・消化系統・下半身・水道・泌尿系統・リンパ腺の病気を代表し、生殖系統・腎臓・膀胱などの病気を含む。
<巳宮>天相・文曲化忌・陀羅
天相は得地の宮位にあり、文曲化忌は居廟位、陀羅は居陷位にある。天相と陀羅が同宮して、化忌が加わるのは、いずれも「刑福」の格局で、また「福不全」であるから、怠け心が多く、是非が多く、言詞が鋭利で、多くのトラブルを招き、心の中はねじ曲がり、思想は奇特である。財産管理能力が悪く、消耗が多い。仕事も敏捷さを欠き、先延ばしにしやすい。自分勝手で、人に不公平である。病理的には下半身・水道系統・生殖系統・膀胱・腎臓・リンパ腺の病気、糖尿病などを表す。また歯を中心に怪我をしやすく、背の曲がりや腰のゆがみといった現象がある。この宮中には文曲化忌と対宮の武破が形成する貧窮の格局がある。だから「福不全」の現象もある。