<申宮>紫微・天府・文昌化忌・陀羅

良い生活ができ、わりと高級なビジネスを行うものの、浮き沈みがある状況を示す。また一時的に頭がはっきりせず、高潔あるいは奇妙な考えにより、遠回りしたり、お金にならないことをしたりする。紫微居旺で、文昌化忌も得地の位置にあるため、紫微はまだ凶を避けて吉に向かうことができる。文昌化忌も時系星に属し、時間は短いが、陀羅が損耗と良化に向かう時間の遅延を生み出し、自分に不利な考えを増加させる。ただし、その結果はどれも深刻ではない。そのため問題の所在がほとんど見えない時もある。まだお金を稼げるのに、何らかの理由で稼ぎたくないと思うことがよくある。これは文昌化忌・頭の鈍さ・利益計算の方法が奇妙であること、さらには陀羅が考え過ぎを生み、逆に自分に対して不利になるという意味が含まれている。

病理的には、怪我を負うが、深刻ではない。肺部・呼吸器と鼻の病気、大腸の病気、湿気による病気、胃と脾臓などの病気にかかる。

 

<申宮>天機・太陰・文昌化忌・陀羅

常に自分は賢いと思い込み、頭が良いとうぬぼれていても、自分にとって利益がないことをしてしまうという意味。天機は得地の位置にあり、太陰居平は財が少なく、文昌化忌は得地の位置、陀羅は居陷であるため、貧しい上に奇妙な利益計算の方法を取り、貧しく愚かで、損失を招くパターンとなり、金銭的に豊かにならず困窮し、運気も変化しやすく、遅延が生じ、トラブル・災難と不運が多く、問題が山積する。最も深刻なのは交通事故による怪我で、また病気を多く発症しやすく、手足の怪我、膀胱・腎臓・肺部・呼吸器・大腸・生殖系統・泌尿系統の病気がある。

 

<申宮>貪狼・文昌化忌・陀羅

頭の働きが非常に悪く、その上に邪悪な桃花(酒色財気)がこんがらがっている格局である。貪狼と文昌の同宮は、頭がぼんやりして政治事務が混乱する構造パターンで、これに化忌と陀羅が加わると、ぼんやりの度合いがさらにひどくなる。本宮の「貪狼・陀羅」と対宮の廉貞は「廉貪陀」「風流綵杖」格も形成する。寅・申年は必ず好色になり、邪淫な男女関係を貪り、もめて打撃を招き、問題は深刻である。これは頭が鈍く貪欲で、欲張ってはいけないものまで欲しがることによる。また人生に影響を与え、一生における成果は期待できず、あるいは成就を妨げ、人生の起伏がとても大きくなる。病理的には神経系統の病気、肺部・呼吸器・肝臓・大腸などの部位の病気を表し、湿疾や皮膚病もある。

 

<申宮>太陽・巨門・文昌化忌・陀羅

頭がはっきりせず、利益計算の方法が奇抜で、行動の方向がつかめず、ビジネスには浮き沈みがあり、トラブルや災難が多く、人生における成就は高くないことを表す。常に文字・契約・会計・数字方面でミスを犯し、人と争いやトラブルを生み出し、その対処もはっきりせず、絡み合い結び付きが複雑である。価値観についても非現実的で、勉強や学習では正しい道を歩まず、口ばかりで実行せず、見た目はいくらか愚かそうである。怪我を負ったり交通事故に遭ったり、消化系統・肺部・呼吸系統の病気、心臓病、大腸がん、さらには生殖系統の病気にかかったりする。

 

<戌宮>武曲化忌・陀羅

金銭的な思慮が行き届かず、金銭トラブルや損失があり、金銭の入りが遅いことを表す。武曲は居廟で化忌を伴い、陀羅も居廟。これは軍職・政治・勇猛果敢・頭を多く使わないことと関係がある。また政治や金について頭がはっきりしない。さらに性格がふさいで、石や鉄の塊のように固く、硬直している。また心の中に多くの鬱積が絡み合い、自ら悩みを求め、是非が絶えない。武曲化忌が居廟であるため、財産はあるが、財務管理が不明確なだけである。陀羅居廟の場合、強硬で、自分の誤りを決して認めず、落陷の場合ほど愚鈍ではない。しかし気性はのん気で、動作は遅く、財の入りも遅い。ビジネスにおいても不運に遭遇し、良いチャンスに恵まれてもつかむことができず、逃しやすい。病理的には怪我・交通事故・出血・手術・呼吸器や大腸の問題を表し、がんを発症しやすい。

 

<亥宮>廉貞・貪狼化忌・陀羅

人間関係が極めて悪く、社交や人付き合いについてのトラブルがあることを表す。廉貞と貪狼化忌・陀羅のすべてが居陷の位置だからである。そのため頭が鈍く、ぼんやりしてはっきりせず、運気はとても悪く、頻繁にトラブルや災難を招く。これは「廉貪陀」「風流綵杖」格が化忌を伴うことにより、邪淫な桃花が引き起こす災難・トラブルである。こうした桃花のもめごとは、自分が人から嫌われているのに、それでも不満を持ち、無理やり探し求める邪淫な桃花である。だから性的暴行の被害者・加害者にならないよう注意しなければならない。これは当事者に痛恨や憤慨を与えるとともに、人間関係の悪さによって不平等な扱いを受けることにもなる。この格局は疾厄宮において血液不良、神経系統・生殖系統・下半身の問題、肝臓病・胆のう病・怪我・性機能障害、背中の湾曲・腰のゆがみを表す。