「化忌・擎羊・火星・鈴星・地空・地劫」同宮時の状況の中で、実際に遭遇するのは二種類だけである。
1.化忌・擎羊・火星・地空
2.化忌・擎羊・鈴星・地空
このような格局の中で、化忌が擎羊・火星または鈴星を伴う形式は、地空とだけ同宮し、地劫と同宮することは決してない。これは自分の頭がはっきりしないことを表している。これは自分自身の思想・観念の問題であり、善悪が混乱してごちゃごちゃになっていて、脳が自分を刑剋(不吉に)して生じた非現実的で不明瞭な考えで、自分をうまく行かなくさせたり、自分に災禍を引き寄せたりする。
多くの人は、化忌・擎羊・火星・鈴星といった煞星が地空・地劫と出会えば「逢空化吉」(凶が吉に転じる)になると考えている。市販されている一部の書籍にも、この理論を支持するものがある。しかし、これはあまりにも純粋な妄想である。
この格局を命盤に持つ人は、「化忌・擎羊・火星・地空」または「化忌・擎羊・鈴星・地空」の年に、トラブルは本当に減少するか? 傷災は深刻でないか? 金銭にもめごとや不調がないか? 自身で確かめてみるといい。
こうした格局の流年(巡る年)は、むしろ身体の調子が悪く、仕事に苦労が多く、長く努力しても成果が得られず、全く収穫がない年になるはずである。財産や体力が消耗されるだけで、「逢空化吉」などどこにもないことを知るだろう。
したがって、この「化忌・擎羊・火星・鈴星・地空」が同宮する格局には、深刻な交通事故・怪我・流血の惨事の意味があり、命に関わり、すべてが無に帰す可能性が高い。この格局には擎羊があるため、死に至りやすい。
傷災の後も山ほどのトラブルやもめごと・終わりのない訴訟があり、公的トラブルや財産の消耗に見舞われ、一切の利益を得られず、死んだとしても賠償金を受け取れなかったり、かえって他人に賠償する必要に迫られたりして、自分の懐を空っぽにさせてしまう。
だからこの格局を持つ人は、この流年を迎えた場合、この年の命の清算は得るよりも失うほうが大きく、とても悲惨であることを知る必要があり、特に注意をして、怪我や事故を防がなくてはならない。さらに突然の思いがけない病気による死や、火災などが発生すると逃げ出せなくなる現象にも注意を払う必要がある。
こうした流年・流月には、福徳がある人との交流を多くして、運気が悪い人・口論やトラブルが多い人・借金を抱えた人・思考が混乱している人とは距離を置くようにしなければならない。そうでなければ、こうした人々も災禍をもたらすことになる。