巨門化祿(辛干化祿)

 

巨門は暗曜であるため、凶は労力を表し、吉も労心(気をもむ)を表す。巨門化祿になる時も、この性質を変えることはできず、労心・労力によってお金が入るだけである。

だから巨門化祿は、輔弼・魁鉞の同度を最も好み、苦労を減らすことができる。昌曲はその聡明才智を増すに過ぎない。

石中隱玉」格を成した巨門は化祿を最も好み、裕福になれるだけでなく、その裕福の程度は人々に軽視されることが多い。俗語に言う「禾稈冚珍珠(藁で真珠を隠す/控えめな行動で富を隠す)」とは、こうした構造パターンであるため、煞曜の同宮加会がなく、三方四正に吉曜だけがある場合を除き、金持ちになっても有頂天にならず、他人から打撃を受けないよう注意する必要がある。

いくつかの星曜の組み合わせで、巨門化祿は異民族から評価されることを表すが、太陽化權が最も良い。

現代では、こうしたチャンスは大幅に増加したが、それでも太陽・巨門二星が落陷でなければ上格で、もし落陷なら、助力は長続きしない。

 

巨門化祿の性質は完璧にはならず、気を使ったり苦労したりする以外にも、財が入った後、様々な原因によって損失しやすく、当事者が最善を尽くして計画を立てても、それは変わらない。

そのうちのひとつの損失は、後悔に原因がある。例えば株を購入した後、利益が出て売却したが、株価が再び上がって後悔の念が生まれ、逆に高値で購入して、結果的に損をしてしまう。これはほんの一例に過ぎず、他の具体的な状況についても類推することができる。

巨門化祿の者は、もし財が入った後にお金を保持したいのであれば、前述の後悔と目立ちたがりの両要素のほか、従事する業界の性質にも注意する必要があり、大まかには「口舌生財(話術が財を生む)」ということである。

巨門化祿と文昌化忌の相沖は、反格を成すものを除き、一般的には性質が不良で、収入を得るのと同時に必ず散財や消費が伴うことを意味する。あるいは散財してから収入を得なければならない。このような格局は、最もビジネスに向かず、特に人間関係の調和に注意が必要である。

 

およそ六親宮垣は、どれも巨門化祿を好み、特に入廟宮垣にある太陽の相照を得た巨門は、最も感情が深厚であることを表すが、おそらく巨門は入廟の太陽の光輝を遮ることができず、巨門化祿になれば、性質がめでたく平和に変わるのである。

さらに輔佐諸曜を見て、三德曜が適当な宮垣に同会すれば、ますます肉親の助力がある。こうした助力は、はっきり見て取れないかもしれないが、とても手堅いものである。しかし煞刑諸曜が同行する場合、その助力は終始に及んで欠陥があるか、妨げられて本筋でないところで問題が起こったり、竜頭蛇尾で長続きしなかったりする。

疾厄宮の巨門化祿は、一般的な状況下では、肺部に対して不利である。呼吸器官に危機が潜んでいると拡大することもできる。

ただし疾厄宮の巨門が示す反応は、変化がとても大きく、巨門化祿の関係により、かえって病気の脅威を軽くできる時がある。もし巨門が胃がんの星曜の組み合わせを構成している場合、化祿になれば、胃がんの脅威を取り除くことができる。