太陰化科(癸干化科)
太陰は財星で、科星に変わった後は、一般的に財源に対して有利になることを意味する。しかも必ず良い評判が金銭をもたらすか、あるいは金銭の範囲で声望があるため、命宮太陰化科は、財経の仕事に従事するのに適している。そうでなくても、一つの職業・業種の中で名誉を築くことにより、高収入を得ることができる。
しかし太陰は「藏」を表し、太陽が表す「發散」とは異なるため、太陰化科が得られる名誉の性質も、太陽化科とは異なる。太陽化科は、その名誉に社会性が伴っているか、広く一般に知られているか、あるいはその声望は利益公衆の事業から来る;太陰化科は、非常に範囲が限られていて、その声望は内部の人にしか知られていないし、その利益も個人的な範囲に属し、公衆とは関りがない。
したがって、一般的な状況下では、太陰化科は両取引や投資に有利なだけである。現代においては金融機関に勤務すれば、組織内で地位を確立しやすくなる。
太陰化科は財源に有利である以外に、楽観というもう一つの性質を持つ。
したがって福徳宮の太陰が入廟で化科の人は、必ず楽天的で、人生を満喫することをとても心得ている。逆に命宮が太陰化科の人は、福徳宮が巨門になるため、声望があり、財富があったとしても、往々にして心配事も多く、しばしば精神をすり減らす。昔の人は太陰坐命の人に対して、福徳宮の推断を重視し、命宮の性質に影響を及ぼすと考えたのは、このためである。
もし太陰化科が財帛宮にあれば、命宮には必ず天梁を見る。天梁の影響により、人生観の洒脱さが表現されやすい。この時の太陰化科の性質は、先に名声を得て後に利益を得るという確かな表れになり、つまりその収入は名声に伴って進歩するのであって、その人が何かに頼って成功することを表すのではなく、また財経界に進むのに適していることを表すわけでもない。
太陰落陷化科は、さらに投資と縁がなく、大組織に努めるのに適し、計画を立てるのが得意であることを表すだけである。
太陰入廟で、六親宮垣を守れば、女性親族に有利であることを表す。太陰落陷なら、女性親族に不利となり、特に昼生まれは、男女命宮を問わずそうである。しかし科星に変われば、この方面の状況を改善することができる。
例えば父母宮の太陰化科が卯宮において、さらに火鈴を見れば、幼少期に母親が家事を取り仕切ることを表し、父親は外に出て生計を立てる可能性があるため、「母氏掌權」とだけ判断する。不化科であれば、父母が離別したり、幼少期に家を離れたりして、母親から十分な愛情を受けられない可能性がある。
これを例として、その他の六親宮垣の性質についても、推察できる。
太陰が疾厄宮を守れば、一般的には「陰虛(中国医術における陰精不足)」を表し、陷宮では特にひどい。科星に変わっても、疾患が軽減されるわけではなく、むしろ「虛不受補(補虚しても補薬を吸収できず症状が出る)」を表す。
ここから意味を広げると、いくつかの栄養を吸収できず、これは内分泌失調疾患の可能性がある。