破軍化權(甲干化權)

 

破軍の特徴は開創力にあるため、現状を突破することに最も長けている。化權に当たる時、突破の力は強さを加える。そして破軍の突破は時に受動的で、環境に追いつめられて変わらざるを得ない。しかし破軍化權は、突破も開創も主動的で、環境が安定していてもなお開創を追い求めるので、破軍化權が命宮にある人は、決まってじっとしていられない。

破軍が命宮か事業宮にあれば、昔の人は武職に適していると考えた。破軍が化權で魁鉞・輔弼・天刑・三台八座・天官天貴の来会を見る場合、武職で栄えることを表す。この事実の根拠は、現代においても有効である。

多くの場合、破軍は工業に従事することも表すが、これは破軍と煞曜同度の格局で、化權の場合、管理能力が強くなり、指揮が冷静沈着で状況をよく把握できる。したがってマンパワーを資源とする職業に有利である。

しかしながら破軍化權は富を象徴するものではないため、利益より名声のほうが大きい。

 

破軍はまた冒険的な仕事を表し、化權に当たる時、冒険の程度は増加が可能で、特に煞曜が同度する場合、危険な仕事に従事することを表す。例えば足場の組み立てや発破作業などである。

しかし煞曜の同宮がなければ、いわゆる危険を伴う仕事は、軍警刑政に転じることができる。ただし現代社会の職業性質は複雑であるため、危険性のある工業の前兆にもなり得る。以前からある爆竹・マッチ産業、さらには近代に新しく興った宇宙ロケット・ミサイル工業など、いずれもこの類に属すると考えられる。

破軍化權と輔佐吉曜が同会する場合、軍警刑政に従事して、地位と名声が高くなることを表す。さらに廉貞化祿が加会すれば、富貴は比類ないことを表す。古代は官職に就くことを重んじたため、武職による繁栄は工芸に比べて貴かったが、現代では、工業家の社会的地位も低くないため、このような星曜組み合わせを見る場合も、工業によって身を立てることが考えられる。特に新製品の製造に留意する必要があり、それも発達繁栄の一つの道である。

 

破軍化權が福徳宮にあれば、その人は冒険好きで、時には新しい発想があることを表す。空劫同度の場合はなおさらである。新たな発想を把握して実行に移せるかどうかは、実際の命運に大きな影響を与える。

破軍化權が六親宮垣にあれば、かえって破軍がある宮垣の特質を強めることが多い。例えば子女宮の場合、子女の刑傷を表し、破軍化權の場合、刑傷の意味をさらに強める。

また破軍が夫妻宮にあれば、刑剋分離を表す。化權の場合、熱愛の最中に突然に変化が生じることを表し、やはり分離の意味が存在する。

 

したがって化權は「吉化」に属するが、この吉化があるからといって、六親宮垣の不利な性質を方向転換させられるわけではない。この点は、推算において非常に重要で、一般的な説とも異なるので、読者は注意しなければならない。

破軍化權と擎羊・天刑の同度は、開刀手術を表し、この項目の疾厄宮における事実根拠はとても正確である。