武曲化忌(壬干化忌)

 

武曲は財星である。財星化忌の最も直接的な意味は、金銭面に混乱が発生することである。だから商売をする者は、やりくりの困難をいつも感じ、サラリーマンは、解雇される危険がある。状況が深刻か深刻でないかは、煞忌刑曜の沖起の有無を視る必要がある。もし有れば、経営商売を行う者は倒産の可能性があり、給与所得者は長期失業の可能性がある。煞忌刑曜の沖起が無いか、あるいは吉星の同宮加会があれば、それは一時期の挫折に過ぎず、例えば商売人は過分な拡張による、資金のやりくり困難という影響が出たり、給与所得者は転職の際の一時的な停職の可能性があったりする。

だから命宮・財帛宮に武曲化忌があれば、自由業か専門職に適している。特に外科医・歯科医・理容師、さらには屠殺業や料理人といった、鋭利な道具を使う専門職が良い。職業の高低や成功の度合いは、所会する諸星曜を視て決めるが、特に雑曜を参考にする必要があり、例えば天廚を見たなら、必ず飲食業と関係がある;天刑なら、さらに「持利器以求財(鋭利な道具で収入を得る)」の性質が確実になる。

 

武曲化忌は、地空・地劫との同宮加会を好まず、もし同会すれば、必ず金銭を消耗してしまう。また文曲化忌との相沖会も好まず、もし沖会すれば、斗数の中でひとつのとても大きい敗局を成す。想定外を表したり、突発性の災禍を表したりするが、騙される性質の損財であることが多い。

武曲化忌は、「鈴昌陀武」の格局も大いに嫌い、辰戌両宮は特にそうである。これは自身の行為が自身の失敗を招くことを意味するため、極端に拡大すれば、自己壊滅の象徴と視ることができる。だから、命宮がこの組星曜を見るのを嫌うだけでなく、福徳宮に見るのも嫌い、見れば極端な思想があることを表し、自己破滅へとつながる。

武曲は金星であるため、化忌になる場合、しばしば金属による創傷を表すこともあり、刑煞諸曜沖を見る者は甚だしい。しかし、例えば輸血のようなとても小さい手術を意味するだけの場合があり、さらには針灸か物理治療の場合もある。

 

六親宮垣に武曲化忌を見たら、その具体的な性質の推断がとても難しい場合があり、いつも必ず流年を精査してから、吉凶を断定しなければならない。

なぜなら武曲化忌は、時に六親の職業を示すだけだからである。例えば兄弟宮に武曲化忌を見たら、兄弟が外科医であることを示す時があり、さらに科文諸曜を見たら、名医だと決めることができる。

もし刑煞諸曜を見る状況下で、特に大運流年にさらに忌星の沖起があれば、それは往々にして六親の不幸を表す。しかし多くの場合、むしろ六親が原因で破財することを表す。もし奴僕宮(今では交友宮と呼ぶ)にあれば、部下に足を引っ張られて財産を失う兆しになることが多い。

疾厄宮に武曲化忌を見たら、通常は手術を受けることと判断でき、いくつかの状況下では、事故によって手足に障害が残ることを意味する。特に不利なのは「武曲破軍」の組星系が化忌で、さらに煞およびその他いくつかの不吉な特定の雑曜を見れば、腫瘍さらには癌になることが多い。