月煞(げつさつ)

 

「將前十二神」の月煞は、月德と相対する意味があり、天煞と天德のようである。

月煞がもたらす災厄は、陰性の本質を持つため、いつも女性親族と関係がある。この曜が父母宮に入れば、母姓に災難があるか、自分が嫌い避けることを意味する。夫妻宮に入れば妻、子女宮に入れば女児である。

しかし天煞と同じように、煞忌諸曜の沖会があってこそ、性質が深刻だと感じ始めるので、もし煞曜がなければ、その嫌がり方はほとんど穏やかでやさしく、例えば娘の学業を心配したり、妻の家事に心を痛めたりするといった類である。

ただし月煞が疾厄宮にあれば、外見からはわかりにくい病気(いわゆる陰性)がある。もし煞忌がなければ、軽いリウマチ・飛蚊症・神経痛のような、性質がとても穏やかなもので、必ずしも深刻な病気を指すわけではない。

月煞と文曲化忌が同宮して、煞忌を見れば、色禍を表す。

 

亡神(ぼうしん)

 

「將前十二神」の亡神の、基本性質は意外な破壊力、あるいは意外な財禄損失である。ここでいう「意外」とは、予想外のことで、死傷事故のことではない。

例えば、物事は本来とても順調に進んでいたが、突然にライバルが現れたのは、予想外の破壊力である;またお金を失くすのも、予想外の財祿損失である。

亡神は決まって寅申巳亥の四宮垣に入るので、天馬と同宮する可能性があり、もし煞を見れば、何事もあちこちを駆け回って苦労することを表し、無駄が多く実利が少ない。たとえ「祿馬交馳」の格局者でも、かなり影響を受ける。

大まかに言えば、亡神の「亡」は亡失につながるという意味だから、浪費とも言える。もし亡神と刑耗が交併すれば、命宮か福徳宮かを問わず、その人は贅沢にふける。また空劫との同度にも適さず、その無駄遣いの程度がさらに増す。だから流日に亡神を見れば、不必要な支出があることを意味するだけである。