喪門(そうもん)

 

喪門は「歲前十二神」のひとつである。この雑曜は配列に当たって、永遠に白虎と相対し、また永遠に弔客と相会するので、喪門が小限を運行するか、流年命宮・父母宮・田宅宮を運行する場合、喪服の予兆になる可能性がある。この時は各宮垣三方四正に同会する正曜星系、および輔佐煞化諸星を詳しく見て推定すべきである。

一部の命盤は、喪門が永遠に小限を運行するが、これは一生喪服の予兆があるわけではなく、その人の職業が葬儀や病院の執事など、凶喪と関係があることを示しているだけである。

喪門は昌曲の運行を嫌い、もし流昌流曲が沖会すれば、しばしば喪服の意味を強める。昌曲化忌ならさらに確かである。

喪門弔客が相会する宮垣は、すなわち歳破が運行する宮垣で、流日命宮にあり、昌曲か煞忌を見れば、その日に葬儀に出席しなければならなかったり、親友が病死したという知らせを受けたりする可能性がある。この検証はかなり正確である。

 

貫索(かんさく)

 

「歲前十二神」中の貫索は、かなり重要な雑曜で、だいたい輔佐煞忌諸星と貫索が同宮か対拱すれば、すべて意味上の変化がある。

吉曜について言えば、貫索に侵害されれば遅延や意外な損失を意味する。もし左輔右弼が貫索に侵害されれば、助力に遅延が生じるか、期待した助力を得られない。もし昌曲が貫索に侵害されれば、文書の遅延を意味する。

凶曜について言えば、貫索の侵害はいつもトラブル訴訟を意味する。もし擎羊・天刑・貫索なら、公的トラブルの星系構造である。もし擎羊・天月・貫索なら、病気で寝たきりになる予兆である。だからこの場合、貫索の基本的な意味は拘留である。

貫索は命宮に入るのを嫌うほか、財帛宮も好まない。いつも銭財が思いのままにならず、人に牽制される兆候だが、事業宮に入れば、刑法を職業にすることもある。

流日が貫索に侵害されたら、煞忌刑曜を見て、公的トラブルがあるかないかを決める。エレベーターに閉じ込められたり、待ち人が遅れたりするだけの場合もある。