台座ー三台星(さんたいせい)・八座星(はちざせい)

 

「台座」とは三台・八座のことで、斗数中の一対の雑曜である。それらには特徴があり、同宮か会合によって力を生み出さなければならない。もし片方だけなら、まるで存在しないものとみなすことができる。さらに両星が会合しても、力がとても大きいとは限らず、その他の「對星」との配合があって、ようやくその特性を発揮する。こうした「對星」とは恩光・天貴;龍池・鳳閣;台輔・封誥などの雑曜と、文昌・文曲;天魁・天鉞などの輔佐吉曜である。

三台八座のパワーは、人の地位を増加させ、あるいは財産と事業を有名にさせたり安定させたりする。だからそれらは主星の儀仗(儀式や式典で衛兵が持つ旗や武器など/昔の人は「鑾輿(皇帝の座車)」と呼んだ)に最適で、主星とは紫微・天府・昼生まれの人の太陽・夜生まれの人の太陰である。

富貴を象徴する雑曜「對星」と比較すれば、「台座」の性質はわりと平凡である。しかし流年に太歳が配合すれば、一時的な勢いをも意味する。