左輔星(さほせい)・・・五行属陽土、主助力、行善令
右弼星(うひつせい/ゆうひつせい)・・・五行属陰水、主助力、可制令
前人は命を論じて、男は左輔を好み、女は右弼を好むとした。しかし男命は左輔だけ、女命は右弼だけで良い構造になるというわけではなく、一方が命宮を守り、もう一方が三方に会合して、ようやく命宮を守る方の輔弼の力が現れるのである。
左輔と右弼の性質は、基本的には同じだが、左輔は主動的だから、命宮に左輔を見れば、しばしば主動の助力を得られる。しかし人は自立を尊ぶので、命宮正曜が有力で、構造が良好であってようやく、輔弼の助力が花を添えるようになる。別の意味で言えば、輔弼は人が最も困っているときに援助の手を差し伸べるのではない。これが天魁天鉞との最大の違いである。
昔の人が「左右同宮、披羅衣紫(紫の衣服をまとう)」と言ったのは、名声を得るという意味である。これは四月・十月生まれの、丑未二垣に命宮がある者を指す。しかし実際は、命宮の正曜を詳しく調べて定める必要があり、命宮に天府・太陰太陽・天相・天梁がある者は良好だが、煞忌刑耗諸星を見ないことを条件に、左右同宮の反応が始まる。
現代では、社会地位がとても高いことの象徴である。しかし福徳宮の性質が悪ければ、かえって地位の争奪には適さず、そうでなければ非常に評判が悪くなる。知ったら止める、大きすぎる野心を持たない、これが回避の道である。
もし命宮が無正曜で、左輔か右弼が命宮に単守し、父母宮に火鈴を見れば、養子に出される命か、実母以外から生まれた命である。この検証はとても正確である。かつてこのような命造を推断したことがあり、本人は知らなかったが、後に両親に尋ねたところ、養子であることが分かった。
左輔右弼の最良の配置は、一方が事業宮に、一方が財帛宮にあって、命宮と相会するものである。もし三宮の正曜の性質が優良なら、その人は一生多くの助力を得られるだけでなく、地位もきわめて高くなり、左右夾命のケースより良い。ただ「紫微破軍」の組み合わせだけは例外で、相会より夾を好む。左右夾を得た「紫微」は、迫力が極大で、しばしば新事業を立ち上げることができる。
もし左輔右弼が文昌文曲と同宮し、同時に事業・財帛二宮に分居して、命宮の正曜が有力で、浮動の星系でなければ、その後に助力を得て、ビジネスも繫栄する。もし命宮の正曜が浮動の星系なら、かえって人生に揺れ動きが多くなる。女命は美人薄命である。
もし左輔右弼が天魁天鉞と同宮し、命宮に来会して、命宮の正曜が吉ならば、それは富貴を意味する。一般的な状況下では、富より貴のほうが多い。