●刑囚夾印格(けいしゅうきょういんかく)   『刑囚夾印、刑仗唯司』

 

天相は印星・廉貞は囚星・擎羊は刑星なので、子午宮坐命の廉貞天相に擎羊が同宮する場合、この名で呼ばれている。通常「夾」は両隣宮から挟む状態をいうが、廉貞・天相・擎羊が連続する三宮に並ぶことは不可能で、この格局においては三星が同宮する意味に用いられる。

丙年生まれは午宮廉貞化忌となり最凶である。

 

この格の人は何らかの罪を犯し、軽ければ始末書程度で済むが、重ければ法律の制裁を受けて牢獄につながれる。また凶死しやすい。女性は手術や生死をさまようような事態があり、さらに夫妻宮に貪狼陀羅を見れば、夫が早くに亡くなるケースが多い。

命宮・身宮にこの格局がある以外にも、行運がめぐる期間は大小刑罰を受けやすいので、紫微天府在寅申命盤の持ち主は注意しなくてはならない。

 

刑仗とは随唐以来の五刑のひとつで、トゲのある棒や大きな竹板で打ち拷問する刑罰である。

 

廉貞天相と天刑の同宮も「刑囚夾印」だが、こちらは武勇の人を意味し、命宮三方に吉星が加われば富貴が望め、多くは軍隊や警察局あるいはその他司法部門の仕事に就いている。

 

太陽

 

破軍

 

天機

 

紫微

天府

武曲

 

 

 

太陰

 

天同

 

 

 

貪狼

 

七殺

 

天梁

 

廉貞 擎羊

天相

命宮 子

巨門

 

 

巨門

 

廉貞 擎羊

天相

命宮 午

天梁

 

七殺

 

貪狼

 

 

 

天同

 

太陰

 

 

 

武曲

 

紫微

天府

天機

 

破軍

 

太陽