●文桂文華格(もんけいもんかかく)

『文桂文華、佐九重於堯殿』・『文昌文曲、為人多學多能』

 

文昌と文曲が丑(酉時生まれ)・未(卯時生まれ)の命宮に同宮すればこの格になる。文桂は文昌、文華は文曲のこと。文昌と文曲が命宮三方四正にあるのは「文星拱命格」である。

 

この格の人は賢く勉強好きで、修飾を好み、子どもの時から才能を発揮することができる。文学や芸術の方面に向かって発展するのが良く、有名になる。立ち居振る舞いが優雅で、気立てがやさしい。

 

命宮三方で吉星に逢えば、文芸や学術方面だけでなく政治上でも発展があり、富貴を意味する。

凶煞忌星が同宮加会すれば破格となり、文書上のトラブルに見舞われやすく要注意である。もし一般人がやらないような特殊な職業に就き、精巧な技芸で生計を立てれば発展する。

 

この格局は女性にとって不利で、邪淫のレッテルを避けられない。女命骨髓賦には「文昌文曲福不全」、骨髓賦には「楊妃好色、三合文曲文昌」とある。とりわけ三合天機・巨門者はさらに激しい。三合太陽・太陰がともに落陷失輝者もまた、好色の生涯を送る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文昌

文曲

命宮 丑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文昌

文曲

命宮 未