●七殺朝斗格/仰斗格(しちさつちょうとかく/ぎょうとかく)

『七殺朝斗仰斗、爵祿榮昌』

 

七殺守命で子・午・寅・申宮に入り、祿存・科權祿・左右・昌曲・魁鉞と加会すれば本格。寅・申宮の七殺は入廟、子・午宮は旺地。七殺申・午坐命は「朝斗」に、寅・子坐命は「仰斗」になる。

 

ありふれた人であっては決してならず、時には寡黙で時には雄弁で、常に孤独感があり、理性と物質を重視し精神の空虚を軽視する。若いうちは必ず苦労の限りを尽くし、一生のうちの仕事環境とめぐり合わせは変化がとても大きく、ずば抜けた強い意志を持ち、辛苦を恐れず、いつも挫折を重ねた後に事業の立ち上げに成功し、だから事業は生産事業に偏り、苦労して独創し、輝かしい成果を収める。

この格の人は殺気を帯び、自分が発達すれば別の誰かが災難に遭い、あるいは多くの人が彼の下で命を落とす。この格の多くは武職で高い地位に就き、百万の精鋭部隊を率いる。そうでなければ会社の創始者で、ビジネス界の英才となり、大富は間違いない。

 

吉星の加会があっても凶星の加会があれば破格となる。大起大落をあらわし、暴発暴敗があり、たとえ一時的に発達したとしても長くは続かず、しかもほとんどが悪い結果に終わる。擎羊と鈴星両星の同宮を最も嫌い、生涯を通じて訴訟事に巻き込まれやすく、人生の起伏変化が大きく、行運が不吉な際は肢体に障害が残るような事態が発生する。

煞星が多く会入する者は自創事業に適さず、大企業に職を求めると良い。また傷災に注意する必要がある。昌曲・魁鉞と煞星がともに会入する者は公職に向く。

 

この格は女命には良くない。晩婚または孤独を意味し、出産時にスムースに行かない。もし職業婦女であれば一人で仕事の責務を担うが、感情生活の上では不利に働く。やさしい性格と調和の意欲に欠けるので、自己警戒して改善しなくてはならない。

 

 

<朝斗>

 

巨門

 

廉貞

天相

天梁

 

七殺

 

命宮 申

貪狼

 

 

 

天同

 

太陰

 

 

 

武曲

 

紫微

天府

天機

 

破軍

 

太陽

 

 

天梁

 

七殺

 

命宮 午

 

 

廉貞

 

紫微

天相

 

 

 

 

天機

巨門

 

 

破軍

 

貪狼

 

太陽

太陰

武曲

天府

天同

 


<仰斗>

 

 

太陽

 

破軍

 

天機

 

紫微

天府

武曲

 

 

 

太陰

 

天同

 

 

 

貪狼

 

七殺

 

命宮 寅

天梁

 

廉貞

天相

巨門

 

 

天同

 

武曲

天府

太陽

太陰

貪狼

 

破軍

 

 

 

天機

巨門

 

 

 

 

紫微

天相

廉貞

 

 

 

七殺

 

命宮 子

天梁