コロナ禍で不安が続く中、家の中でリラックスできる“香り”を求めて、若者を中心にアロマを楽しもうという人が増えている・・・というニュースを見ました。

 

私はアロマテラピー検定1級試験の合格者です。

そこでちょっとだけアロマテラピーに触れてみたいと思います。

 

「アロマ(aroma)」はラテン語で「芳香・香り」を意味します。これに「治療・療法」という意味の「テラピー(therapy)」を組み合わせた造語が、アロマテラピーです。自然の植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使い、その香りと力で心と身体を癒し、健康や美容に役立てる自然療法のことです。

 

 

嗅覚は五感の中でも早くに発達した、原始的ともいわれる感覚です。視覚や聴覚は一次中枢が大脳新皮質にあり、ここで認識した後に大脳辺縁系へと刺激が伝わります。大脳辺縁系には嗅球・嗅索・扁桃体・海馬などが含まれています。ところが嗅覚の場合は一次中枢が大脳辺縁系にあるため、大脳新皮質の認識を待たずに、直接的に身体調節(自律神経系)に影響を与えます。つまり、においを認識すると気持ちがリラックスするだけでなく、身体もリラックスするという効果が生まれるわけです。

 

ストレスなど心のケアには、ラベンダー・ローズオットー・ネロリ・スイートマージョラム・ベルガモット・ユーカリ・ゼラニウム・イランイランなどを用います。

気力がないときはローズマリー・ペパーミント・レモン・ベルガモット・グレープフルーツなどがいいでしょう。

 

アロマポットなどを使う芳香浴法や、バスタブの湯に入れてつかる沐浴法がお勧めですが、もっと簡単なのは、ティッシュペーパーやハンカチに精油を数滴落として香りを楽しむ吸入法です。

ただ、精油によっては皮膚や粘膜を刺激してかぶれやあれの原因になったり、光毒性といって紫外線に反応して炎症を起こしたりするものもありますから、何でもいいというわけではありません。目的や自分の体質に合った精油を使うべきです。

 

嗅覚を介して精神や心に働きかけるアロマテラピーは、ストレス緩和に有効といえます。香りによって感情を正常な状態に戻すことが可能です。

 

※記事の一部に「1回で受かる!アロマテラピー検定1級・2級テキスト&問題集」長谷川由美著/成美堂出版を引用しています。