■特徴１
七殺星は性格が冷淡で強く、積極的に決断し、勇猛で戦が上手く、圧倒する勇敢さと秋の冷気が一瞬にして草木を枯らす的な將軍を象徴する。この星は智勇兼備で文武両道の性格があり、積極果敢に取り組んでも理性を失わず、後方にいて作戦を練る能力を持っていて、一人で仕事の責務を担うことができ、紫微斗數中の大將星であり、紫微星と天府星を補佐して助ける。
七殺在寅申二宮は対宮に紫微天府が会照し、「朝斗格」または「仰斗格」となり、外に出れば貴人の引き立てを得ることができ、一気に高い地位に上る。
■特徴２
七殺在寅申坐命は単星独坐によって純粋でストレート、迫力は満ち足りていて、能力が強く、対宮紫微天府南北斗主星の影響を受け、崇高な理想と企画心を備えており、知恵と才能を兼備し、国家的棟梁になることができ、出將入相（文才武芸兼備の高級官員）となって権威を握ることが可能で、大軍隊を移動させることを指す。その人は組織リーダーとしての管理能力を持ち、工場や企業の管理に従事するのに適し、多くのスタッフを率いることができる。七殺在寅申坐命は対宮に紫微天府二星が会照し、これを「七殺朝斗格」あるいは「七殺仰斗格」と称し、古書に曰く「朝斗仰斗、爵鹿（食料貯存倉庫）榮昌」である。
この格の人は知恵と勇気を兼ね備え、文武双全の性格があり、才能は抜きんでている。遷移宮紫微天府は、出外すれば貴人の引き立てが得られ、翼を得た虎のごとく一気に高い地位に上り、発展と希望が大いにある。七殺寅申坐命は、命宮三方四正の星曜がみな入廟で、強くて力があり、知恵と才能を最もつかんで能力を余すところなく発揮する。しかし七殺星の性質は剛烈強硬、剛が過ぎれば簡単に失敗してしまうから、吉星によりその剛烈の性質を調和することが必要で、いよいよ人生が安定しやすい。
■特徴３
七殺在寅申坐命は財帛宮貪狼が辰戌にあり、財福線上に貪狼・武曲が坐守、「武貪格」の爆発運がある。財運と事業上で発生し、ひとつの事業を進んで成し遂げる。七殺在寅申坐命は寅宮が申宮より優勢である。寅宮の七殺は南北斗が上方にあり「七殺仰斗格」を形成し、日月並明、積極奮発の傾向にあり、辛労するけれども、社会地位と成就は七殺在申宮よりも良い。七殺在申宮は南北斗が下方にあり「七殺朝斗格」を形成し、日月反背、中年後は怠惰しやすく弱勢の傾向にあり、人生の波動起伏は比較的大きい。その財帛宮・事業宮に化權あるいは化祿を見る必要があり、それによってようやく本当に積極的に努力する。七殺星は積極果敢で、事の処理がとても速いけれども、忍耐力と持久力のどちらも不足している。
「七殺朝斗格」・・・七殺在子午寅申坐命、無煞星沖破、能得貴人提抜、為企業家人才、有企劃分析能力、具果敢決斷及忍耐力、自力創業、早年艱辛、衝破困難後、會有所成就、爵祿榮昌。七殺坐命子・寅位為「七殺仰斗格」、坐命午・申位為「七殺朝斗格」。
「七殺逢空格」・・・七殺坐命不逢煞、大多歴經波折、雖辛苦坎坷、但結局仍是美好、但逢空亡星、失去七殺星之衝刺力、做事猶豫不前、畏首畏尾、難有成就。
「七殺逢煞格」・・・七殺逢四煞會合或火鈴沖、羊陀夾殺、早夭或意外身亡、或帶殘疾延生、多災多難、行限逢之亦同。