■特徴1
天同巨門在丑未坐命は、口に出せない苦痛を象徴する。天同は情緒の星曜で、子供っ気が重く、情緒化が過ぎて、簡単にその他星曜の影響を受けてしまう。中でも天同巨門の組み合わせは情緒の変化が最大であるが、巨門が暗曜で口舌是非の星だからである。感情を効果的にコントロールできない場合、とても容易に口が禍の元となり、自分から不必要な面倒事を引き起こし、心が常に葛藤して安心できない状態を招き、またいつも生活は過去の影の中にあり、負の循環を作り出し、情緒と感情上の困惑を成らしめ、しかもその悪化性に強さを加え、傷口を全快させる方法がなく、心にいつまでも忘れ去ることができない悩み・痛みを抱えるようにさせてしまう。だから明るい心を多く育てることによって、その間を調和させるべきである。
■特徴2
天同巨門在丑未坐命は、二星ともに弱陷で星曜は光亮が全くなく、長所によってその効果を発揮させるのは難しく、かえって巨門星の是非暗曜の力量と天同星の情緒化に強さが加わる。その人の特性は、表面上は人当たりが良いものの、内心は頑固で疑いが多く、その性格は理解しにくく、豁達(性格が明るくて、こだわりがなく、人の意見などをよく受け入れる)な心が足りず、人・事・物に対する動機はかえって消極面に向かい、反抗性が強く、嘘つきで、虚栄心が重い。一生のうちに感情と銭財上の人に言えない憂いがあり、他人にとりたてて言うほどの価値もない苦痛が多くある。
天同巨門在丑未坐命は夫妻宮が太陰星で、その人の感情は重く、感情に対してもまた現実離れした幻想を抱きやすい。配偶者の性格は、感情や考えを顔や態度に出さず、落ち着きがある。これと同巨本人は特質に違いを生じ、その人を安全感不足に導き、感情上の人に言えない苦痛を生む。その最たるが女命で、太陰星が夫妻宮に入るため配偶者は柔弱な傾向にあり、感情に困惑が多い。
この格は遷移宮と財帛宮のどちらも無主星、事業宮天機在巳亥もまた弱陷で、人際・銭財・事業の追求は不順な傾向にあり、もし三合に祿存の会照がなければ、才能がありながらチャンスに恵まれない。財帛宮無主星は、銭財を守るのが難しい傾向にあり、借入する対宮の太陽天梁はともに清貴の星であり、金銭に対する観念が淡泊で、一生のうちに財物がひっ迫する現象を常に恐れ、これが銭財上の隱痛を成立させる。
事業宮天機在巳亥弱陷は、一生事業に変動が多く不安定で、さらに火鈴・空劫が同宮すれば、事業の変動は頻繁であるか、そうでなければしょっちゅう勤務先を取り換える。公職か大機構へ勤務し、固定収入を得るのに適し、そうすれば財物にひっ迫する現象は減る。もし商売に従事するなら技芸で発展するのが良い。
■特徴3
天同巨門在丑未坐命は二星ともに弱陷で、この星系の人の感情上に人知的陰暗面と情緒混乱が多数存在するようにさせ、だから太陽の光と熱による陰暗の解消が必要である。同巨の人は、福徳宮が太陽天梁在卯酉宮である。
福徳宮は人が心を動かし考える宮位で、潜在意識の個性と精神修養を象徴し、福徳宮がもし良くなければ、人・事・物に対しての判断は容易にマイナス思考に進入し、懐疑の態度を抱き持ち、挫折に直面すると容易に灰色の思考と憂鬱なコンプレックスを生じ、財帛・婚姻と外在的めぐり合わせにも影響する。これによって天同巨門は丑宮が未宮より優勢である。丑宮の人は福徳宮太陽天梁在卯宮、その太陽は廟旺の地にあり、光と熱が巨門星の陰暗を解消することができ、性格は明朗な傾向にある。そして未宮の人は福徳宮の太陽天梁が酉宮にあり、酉時の太陽はすでに西山に落日しており、巨門星の陰暗を解消する光と熱の力量が足りず、卯宮の太陽天梁のようには行かない。だから天同巨門在丑宮坐命の人は、福徳宮廟旺の太陽の影響を受けて明朗になり、明朗な天同巨門はあまり煞曜を恐れない。これにより同巨坐命の人は、格局の高低が太陽の廟陷によって定まるのであり、その次が四化である。