学校に行きにくい、の段階でならすぐに良くなる可能性が高い | クラニオセイクラルな日々-あたまをさわれば幸せになる

クラニオセイクラルな日々-あたまをさわれば幸せになる

大阪市淀川区西中島かなや整骨院院長のブログ

ココロに効く、カラダに効く、クラニオセクラル・セラピー

コロナの「後遺症」のケアのやり方を模索しているうちに同じ手当法が不登校にも奏功することがわかってきた。ふつうの手技療法と違って交感神経を優位にすればブレインフォグは改善するし不登校にも有効。

 

ブレインフォグの場合は、仕事を含め日常生活が突然できなくなったのだから「どうにかしないといけない」と患者さんも考えている。その時点で拝見すれば結構早期に改善する。それはブレインフォグで何もできなくなった状態が、それまでの日常生活に対してイレギュラーであることを脳が認識しているから。

 

実は不登校もおんなじことで、「学校に行きたいけれど行けない」と苦しんでいる状態ではまだ「学校に行けない」状態がイレギュラーであることを認識している。ところが仕事に行けなければ生活に困るけれど、子供さんが学校に行けなくても生活そのものには支障はないことが大半だろう。イキモノとしての認識では「学校に行かなくても死ぬことはない」なのよ。

 

そうなるとどうしても登校しないままの状態が定着してしまいがちになる。登校しないことが日常生活になってしまうということね。

 

イキモノはみんな、変化を嫌う。今まで普通に出勤や登校できていたものができなくなってみればそれは日常生活の「変化」であるから「何とかして元の通りの生活に戻りたい」と脳は願うのよ。この時点で治療すれば改善、つまり出勤や登校ができるようになる可能性は高い。

 

ところがね、登校しないことが日常生活になるとね、脳は登校を再開することを「変化」と認識するようになるの。そうなると同じ治療をしてもうまく反応するまでに時間がかかる。保護者があっちこっちの医療機関を右往左往している間にこじれてしまうケースもこれよ。

 

なので学校に行きにくそうにしていれば、できるだけ早くケアを始めたほうがいい。不登校は自律神経を調整すれば改善できることが多い。初めは医療機関で診察を受けたほうがベター。そこで問題がなければ鍼灸でも頭蓋仙骨療法でも自律神経の調整ができるセラピストは思っているよりたくさんいる。

 

くれぐれも「学校に行かない」状態を定着させてしまわないようにね。