主訴が何であれ、何か心配ごととかストレスを抱えておられるクライアントは治りにくい。


なぜかというと、眠れていないから。


機械でも自動車でも、修理するときはスイッチを切るでしょう?


それと同じでどんな症状でも、眠っている間に治ってゆく。


私淑している五味雅吉先生は、「神経の疲れは眠らないと絶対に取れない」と仰っておられたけれど、


眠れないことが心身を病的な方向に傾斜させるし、いちど症状となって顕れたらそれがさらなるストレスを生み出して眠りを妨げる。悪循環になるのよ。


眠れていないことは頭蓋骨の動き(脳の呼吸)を触診すればたいてい見当がつく。


頭蓋仙骨療法で緊張モードの頭蓋骨を緩めていくとたいていどこかでクライアントは眠ってしまわれる。


そしたらしめたもので、たいてい症状は改善に向かう。


眠ることでストレスやら心配ごととかも新たな展開になる。ホントやで。


もちろん主訴に関連する部位も必要に応じて調整はするけれども、


ウチでやってるのは心身が治りたくなるような環境作りなのだと思う。


さすがのオレもこれは被れんな。