血液クレンジングていう治療法が批判されています。
血液をいちど体外に出して、オゾンで洗浄?してから体内に戻す治療だそうで、
「ドロドロ血液をサラサラに」とか「アンチエイジング」とか「疲労回復」とかをうたっています。
その他難病にも効果があるとかで、芸能人にも人気があるらしいです。
この治療が「医学的根拠がない」ていうことでニセ医学の扱いを受けるようになり、
施術を受けたことをインスタやブログにあげた芸能人も皆さん記事を削除しておられます。
この治療を行うクリニック自体が患者さんと回数券の返金を巡るトラブルになっていたりで、
そのことも合わせて批判されているところがあるのですが、
血液クレンジングという医行為そのものは、医師が行うぶんには法的な問題はありません。
ましてや受診した芸能人が非難されるいわれはないと思います。
代替補完医療でエライ目にあってるはずのエビゾーさんが受けてたりすると信憑性は高まりますから、
広告塔としての役割はあるでしょうけどね。
このニュースの何が気に食わないかというと、正当な医行為であったとしても現代医学の観点で評価できないものに対して、
「ニセ医学」というレッテルを貼って排除しようとする医学界のスタンスを無条件に受け入れる世間の空気感です。
血液クレンジングの理論が怪しくて効果のエビデンスが不確定であったとしても、
行為そのものが適法である以上、気分だけでそれを排除しようとするのは私刑(リンチ)と同じです。
現代医学と相容れない理論に基づいて仕事をしている身としては、
到底容認できません。
でも、
ウチにも来ないかな、エビゾーさん。