昨日テレビを見ていたら面白い番組をやってました。
顔の筋肉を刺激することで血行を改善し顔のしわ(ほうれい線なんか)をなくす、という手技を紹介していました。
「顔層筋メソッド」という名称がついていました。そしてそれをやっているのが私と同業の柔道整復師。
柔道整復師といえば骨折や脱臼などの外傷にしか施術できないという誤解をしておられる方が多いですが、法律的には(保険を使うのは外傷に限られますが)それは完全な誤解です。
この方のように美容に特化しても、あるいは私のように「開運」をうたっても柔道整復師が行う業務は柔道整復です。このことについては旧ブログでさんざん書きましたし学会でも発表したこともあります。
http://freetherapist.blog.shinobi.jp/Category/6/
外傷にとらわれることなく柔道整復師がいろんな症状の方に施術をすることを喜ぶものでありますが、術者の紹介が「柔道整復士」「整復士」になっていたのがちょっと残念でした。
どっちでもええやん、というのは正しくありません。柔道整復師を「柔整師」と呼ぶ人も多いですがこれも正しくありません。柔道整復師は柔道整復師としか呼びようがないのです。
学校で「関係法規」という科目を教えていて他の医療職についても少し習います。その時にうるさく言うのが「資格名をまちがえんこと」
柔道整復師が医療職であろうとなかろうと私個人としてはどっちでもいいのですが、もし医療職であろうとするのであれば(あるいは単に社会人のマナーとして)他の資格を尊重するのは当然すぎるくらい当然ではありませんか。