「開運線」
生命線から中指（土星丘）の方に向かう縦線を
開運線と言います。
開運線とは、運勢が大きく開いていく幸運の印です。
開運線で起こる幸運の出来事は、
主に、結婚、出産、就職、転職、独立、など
自分の状況が一変するような大きな変化となって現れます。
そして、新しい生活のスタート時に
この開運線は出現します。
開運線とは、その名の通り開運を現す線ですが、
開運線が示す開運とは、
タナボタ的な開運ではなく、
今までの努力の積み重ねとしての成果です。
要は、開運線とは努力が報われることを現す線なのです。
さらに細かく開運線についてみていきましょう。
開運線とは、生命線から中指（土星丘）の方に向かう縦線です。
“生命線から伸びている”ということは、
体を使うなどの活動的、フィジカル的な努力です。
次に、中指である土星丘に伸びていることに注目しましょう。
土星丘は、土星エネルギーが意味する
「努力、忍耐、試練、思慮深さ、持久力」が蓄積されている丘。
そこに線が向かっているのが開運線です。
これらの点を考え合わせれば、
開運線は、“掲げた目標に対して奮闘努力により勝ち得る”
そんな意味になることがおわかりでしょう。
言わば、努力の成果が現れる線が開運線ですので、
開運線のある年に大いに報われる年となります。
（生命線の流年法）
だから、将来にある開運線を見つけて、
その幸福の未来の相に、
すっかり安心してしまい、
今までの努力のペースが落ちてしまったら、
たちまち開運線は、
薄くなったり、消えてなくなったりします。
これでは、手相占いによる逆効果です。
将来における開運線は、
“今までの努力でいけばこうなる”
ということです。
油断大敵です。
しかし、逆に、一層気を引き締めて取り組めば、
さらに素晴らしい開運線に成長するとも言えます。
こうなってこそ、手相占いの意義ですね。
では次に、開運線で成就することは一体何のか、
そのことについてですが、
それは本人が目標に掲げ、努力して取り組んでいることです。
結婚に関心の無い人の開運線で起こることは
結婚ではないでしょうし、
仕事に興味の無い人の開運線で起こることは
出世ではないでしょう。
その人にとって
関心も興味もないことが起きても、
そもそもそれは“開運”とは言えないでしょうから。
だから、
人それぞれ、開運線で起こることは違っても、
それぞれ望んでいることが成就するので、
開運線は、例外なく喜ばしいことが起きます。
運命線の定義は、
土星丘に向かっている線のことを言います。
それ故、開運線は、運命線の一部と言えます。
さらに言えば、
生命線から薬指（太陽丘）に向かっている線は、
太陽線の一部で、
努力により太陽丘の意味である、人気、栄光、名声を得ます。
生命線から小指（水星丘）に向かっている線は、
財運線の一部で、
努力により水星丘の意味である、財運を得ます。
このように、線の意味は
それぞれ向かっている丘の持つ意味となります。
生命線に刻まれるこれらの線は、
流年法を活用することにより、
そのことが起きる年がわかりますが
流年法は別の機会にて講義いたします。
開運線がある以前の人生。
開運線がある以降の人生。
これらには人生の大きな違いがあります。
開運線がターニングポイントとなります。
開運線の意味は、
開運線がある年だけが良いことが起こる、
ということではなく、
開運線がある年に人生が一変するということです。
例えば、
開運線がある年に結婚したら、
それ以降の人生は結婚後の人生となり、
開運線がある年に独立開業したら、
それ以降の人生は独立開業の人生になります。
開運線のある、その年だけのことではなく、
その年以降に影響を及ぼすということです。
開運線は人生の良い転換期を現す、
そう認識してください。
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