『ヘロドトス』

 

 

古代ギリシャの歴史家。

 

歴史という概念の成立過程に

大きな影響を残しました。

 

「歴史の父」と呼ばれます。

 

 

ヘロドトスが記した歴史書「ヒストリアイ」、

これが言わば、西洋史の原点となります。

 

ヒストリアイのストーリー構成は、

西洋史のお決まりのパターンとなります。

 

ヒストリアイ以降の全ての西洋の歴史書は、

ヒストリアイと全部同じ

ストーリーパターンとなるのです。

 

 

そのストーリーパターンとは。

 

最初、皆、争っています。

 

1人の英雄が出現。

 

そこに強大な敵がやって来ます。

 

英雄が、その強大な敵を、

見事にやっつけます。

 

そして、美女を手に入れ、結婚し、

王国を築きました。

 

めでたし、めでたし。

 

 

これが西洋史のパターン。

 

西洋史は、ヘロドトスのヒストリアイが

基礎となっています。

 

 

 

『司馬遷』

(しばせん)

 

 

中国前漢時代の歴史家。

 

 

司馬遷が記した歴史書「史記」、

これが言わば、東洋史の原点となります。

 

史記のストーリー構成は、

東洋史のお決まりのパターンとなります。

 

史記以降の全ての東洋の歴史書は、

史記と全部同じ

ストーリーパターンとなるのです。

 

 

そのストーリーパターンとは。

 

名君が治める素晴らしい王国がありました。

 

しかし、王様の末裔の時代となっていくと、

段々と政治が腐敗し、

国家が荒れていきました。

 

これを見て、

遂に、天帝がお怒りになりました。

 

王朝が変わることとなります。

 

易姓革命です。

 

そして、新しく素晴らしい王国ができました。

 

めでたし、めでたし。

 

 

これが東洋史のパターン。

 

東洋史は、司馬遷の史記が

基礎となっています。

 

 

中国は、新しく王朝ができると

前の王朝の歴史書を書くパターンがあります。

 

そのパターンが、

司馬遷のストーリーパターン。

 

 

先ほど説明しましたが、

再び解説。

 

例えば、こうです。

 

前の王朝の最初の王様は、

大変立派な名君。

 

しかし、王様の代が変わるたびに、

段々と王様としての資質が低下。

 

遂には、暴虐の限りを尽くす、

暴君が現われてきた。

 

そこで、天帝から次を任された者に

天命が下り、

易姓革命が起こり、

次の王朝が誕生。

 

 

要は、天帝から指名を受けた、

次の世を治める者は、

自分たちであると

正当化するわけです。

 

前の王朝を悪く言うのは当たり前で、

その悪を倒した自分たち。

 

だから、自分たちは正義である

ということになるわけです。

 

 

 

ヘロドトスのヒストリアは、

西洋史の記述の仕方。

 

司馬遷の史記は、

東洋史の記述の仕方。

 

 

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