以前、ある人がこう言いました。

                          

「日々、少し不安でいた方が安心できる」

「何の不安もないと思う方が怖い」

 

 

私もこの気持ちがわかります。

 

仕事上で同じように思ったことがありました。

 

 

例えば、今日の仕事は楽だと思っていたら、

痛い目に遭わされ、

今日は、厳しい1日になると

覚悟して迎えたら、

特に何事もなく過ぎていったり・・・。

 

要は、不安でないと、

気持ちが緩み、

油断することに繋がる

ということでしょう。

 

 

 

昔、プロ野球の投手に

Aがいました。

 

Aは、チームのエース級で、

毎年、安定して活躍していました。

 

ある年、

開幕前のオープン戦で、

Aは絶好調でした。

 

投げては勝ち、投げては勝ち。

 

そして、ただ勝つだけではなく、

相手に1点も取られませんでした。

 

完璧なコンデションで、

シーズンを迎えることができたということです。

 

 

Aは、開幕直前、

インタビューに答えました。

 

「開幕が待ち遠しい」

「今年は関係する投手のタイトルの全てを狙う」

「何の不安もない」

 

 

私は、このコメントを聞いて、

Aが不安になりました。

 

そして、Aは、

今シーズンは駄目かもしれない、

と思いました。

 

 

Aのコメントの

「開幕が待ち遠しい」

これは良いでしょう。

 

ワクワクする気持ちは大事です。

 

 

Aのコメントの

「今年は関係する投手のタイトルの全てを狙う」

これも良いでしょう。

 

目標を掲げることは良いに決まっています。

 

Aのコメントの

「何の不安もない」

これが駄目だ。

 

“勝って兜の緒を締めよ”

 

プロの世界で、

不安がないとは、

あり得ないと思います。

 

その不安を払拭するために

練習に身が入るのです。

 

そして、その練習の積み重ねによって

レベルが上がっていくのです。

 

 

私の不安は的中しました。

 

案の定、シーズンに入ったら、

打たれまくり、

勝てなくなりました。

 

そして、シーズン途中で、

2軍に降格。

 

Aにとって、

最悪のシーズンとなりました。

 

 

開幕前までは、

絶好調だったのです。

 

何故、勝てなくなったのか。

 

気持ちの問題だけでしょう。

 

 

 

いつも不安でいた方が、

油断することなく日々を送れて、

大事に至らない人生となるでしょう。

 

しかし、不安でいた方が良い人生を送れる、

とアドバイスするのも何か変だ。

 

人に不安を勧めるのは、

やはり、何かしっくりこない。

 

 

以前、ある名門大学ラグビー部が優勝して、

キャプテンがヒーローインタビューで、

こう答えました。

 

「我々は練習では悲観的に、

試合本番では楽観的に考えるようにしています」

 

 

これでいきましょう!

 

 

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