九鬼文書
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『九鬼文書』（くかみもんじょ）
熊野本宮大社の宮司である九鬼家に伝わった古史古伝。
奈良時代に神代文字で記録された神話時代の文献を、
藤原不比等が漢語で翻訳した文書。
その内容は、他の古史古伝に負けないぐらい突拍子もない。
少し紹介すると・・・
天照大御神ではなく、
素戔嗚の系統を正統としています。
日本神話でとりわけ有名な、
天岩戸開きのお話。
天岩戸にお隠れになった神様とは誰でしょうか。
今更、何を聞くのか？
と思われたかもしれません。
皆さんには、１＋１＝？
と同じレベルの質問だったかもしれません。
答えは、勿論、天照大御神ですが、
九鬼文書では、天岩戸にお隠れになった神様は、
素戔嗚です。
「えっー！？」
と驚くでしょう。
さらに言えば、
素戔嗚の娘が天照大御神。
この天照大御神が正統な皇室の祖。
すなわち、出雲王朝が皇室の正統であると述べています。
「えっー！？」
が続きます。
歴史上の聖人であるノア、モーセ、釈迦、イエスは、
日本の神々の末裔。
他の古史古伝に負けないぐらいの摩訶不思議ぶりですが、
古史古伝ならではの共通点があります。
それは神代、超古代において、
日本が世界の中心で根本であるという点です。
九鬼文書ならではの内容は
聖徳太子に対しても現れています。
九鬼文書では、聖徳太子のことをこう書いています。
聖徳太子は、崇仏派で、
それまでの日本の伝統的宗教である神道を
徹底的に排斥した。
古くから伝わる神道の書物や宝物を焼き払い、
以後の日本の歴史を大きく書き換えた。
聖徳太子は、正しい古代史を消し、
歴史を捏造した大悪人。
私がよく取り上げる人物に出口王仁三郎がいます。
近代のスピリチュアルの基礎を作った人と
私は捉え、よくその考えを紹介しています。
この出口王仁三郎の考えのベースが、
九鬼文書なのです。
確かに、出口王仁三郎の宇宙観は、
素戔嗚が主役です。
そして、出口王仁三郎は鬼を神と考えます。
だから、九鬼文書の鬼を
「おに」ではなく「かみ」と読み、
「くかみもんじょ」と言うのです。
九鬼文書
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