今晩は


占いはバランスが大切です。
今回はバランスが如何に重要かを
お話いたします。


エピソードを先ずは2つ紹介しましょう。

ある人はかなり結婚の事で焦っていました。
ある時、私の占いの師匠に
「私は結婚出来るのですか?」
「結婚出来るのはいつですか?」
「相手はどんな人ですか?」
と聞きました。

師匠の答えはこうです。
「結婚は人生の墓場だ」
「自分から墓場に入るのか」


ある人は婚期を過ぎる
年齢になってきましたが
仕事に熱心で
浮いた話一つありません。

ある時、師匠はその人にこう聞きました。
「結婚しないのか?」
その人はこう答えました。
「結婚に興味ありません」
そしたら師匠はこう言いました。
「人としての幸せは結婚しないと味わえないぞ」と


さて皆さんこのエピソード2つどう思いましたか?
この師匠の結婚観は矛盾してますか?
結婚はした方が良いのかしない方が良いのか
わからなくなりましたか?

この真意は、結婚そのものに答えは無いという事です。

師匠は、考え方の偏りを治そうとしたのです。
バランスを取ったのです。

結婚に対してあまりにも
執着している人には
結婚から離して
冷静になるようにしたのです。

あまりにも結婚に囚われると
その偏った考え方ゆえに
結婚出来なくなったり、
結婚しても不幸になったりする
原因になるからです。

結婚に関心なさ過ぎも考えものです。
そういうケースでも1度冷静に
考え直す機会が必要です。
手遅れにならないうちに。


これがバランスを取る
所謂、ツボを得たアドバイスです。
「中庸」と言えます。

これは別名「観音の働き」と呼ばれ
観音様はこういうアドバイスの
仕方をしていたそうです。


そして最後に3つ目のエピソード
この「観音の働き」の話に
感銘を受けた大学生がいました。

そして師匠にこう言いました。
「中庸の話わかりました。
私は学生なのでバランスよく勉強し、
バランスよく遊びます。
そして規則正しい生活をします」と

それを聞いた師匠は烈火の如く怒りました。
「馬鹿者!お前は何もわかってないな!
まだ若いのだからそんな事を考えるな!
時には2~3日徹夜して勉強しろ!
そして時には2~3日徹夜して友と酒を交せ!
今、無理しなくていつする!
今、無茶しなくていつする!
そんなバランスだの
中庸だのに囚われるな!」

これは、バランスに囚われすぎたある若者が
「観音の働き」により修正されたエピソードです。


今回の話
深いでしょう。



遠藤裕行