顎関節症とアゴ | 尼崎の矯正しない整体院・かいつう館です(^^)

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1回の時間はかけますが、やることはとことんシンプルに。
笑って良くなる整体院を目指しています。お客さんを通わせない、技術の出し惜しみをしない、楽になってもらいたい、という気持ちを忘れない。そういう思いで、整体をさせていただいています。

顎関節症で、という方が来てくださいました。歯の治療を受けたときにもカクカクと口が開くのをみて、軽い顎関節症だといわれたそうで、噛み合わせの調整もしてもらったことがあるらしいんですが。

顎関節症はここ数年来のものだそうで、特に寝起きは辛いらしいんです。

朝は数センチしか口が開かないらしく、ご飯もおそるおそる、歯磨きも苦労しながら、だそうです。昼からはマシになるのだそうですが。。。

こういうケースでは、個人的にはアゴの関節の問題だとは思えなくなります。
アゴだけでなく、頭蓋骨のズレ、頚椎のズレ、なんかの影響も少ないのではないか、と(ない、とは言いません。少ない、と)。

アゴ関節のズレにしろ頭蓋骨や頚椎のズレにしろ、昼から楽になる、というからには、昼からは関節のズレはおさまるのだ、というとらえ方をするのが自然な解釈になると思います。

でも、数センチしかあかないくらいの「関節のズレ」が、ただ日中に仕事をしているだけで違和感が少なくなってくる。これが自然な解釈とは考えにくくありませんか?

もちろん、寝ているときに偏った姿勢(うつぶせで片方に顔を向ける、とか横向けで、とか)が続くために関節がズレて起きたら治ってくる、ということも推測はできますが。それなら、この方は日中はアゴに影響がでないくらいによっぽどの正しい姿勢をしていることになります。日中の、足を組むだとか片方の肩にカバンをかけるだとか、そういうことがないくらいに。。。

あ、でも寝ているときに歯軋りや歯を喰いしばっていて、そのせいで朝は口があきにくく、昼からは楽になる。これはありそうですね。これなら僕もそう思います。(この場合でも歯を喰いしばりすぎて骨がズレる、というのであれば、それが日中にはいとも簡単にズレが勝手に矯正されることを認めねばなりませんが・・・。)

ただし、今、歯をくいしばってもらったらわかると思うのですが、真剣に歯を喰いしばると、全身に力が入ります・・・。裏をかえすと、全身に力が入っていると、アゴは開け閉めしにくい・・・。力が入ると、筋肉も硬くなる・・・じゃあ、体のなかで力を入れていないのに硬くなっているところを緩めてあげたら・・・アゴは開閉しやすくなるんでは?

顎関節症といってしまうと、どうしても、アゴ、首、頭、あたりに目が向きますが、冒頭のように話を聞いてみると、人によっては、それらは関係ないんじゃないかなあ、と思ってしまいます。