以前に来ていただいたことのある娘さんからのご紹介ということでそのお母様が伊丹からお越しになられました。
肩こりや腰痛はふつうにある?のだけれども、ここ最近は顎関節症みたいにアゴが痛いので困る・・・ということでした。
歯医者さんに相談してみたときは、あまり興味をもってもらえなかったそうです(汗)。
アゴの痛みであっても全身から観てもらえる、ということと娘さんが一回で良くなったから、と強くすすめてくださったそうで。
肩こりも影響してそうだったので、まずはうつ伏せからはじめて肩、首、背中、腰、そして足へ。
今度は仰向けになっていただいて、ふくらはぎ、お腹、肩、首へ。
今回は、全身から観ていきましたが(肩もお腹も硬いのですが)アゴの痛みを大きく変えるほどには反応しなかったみたいです。
ということは、純粋に普段から噛み締めていたりするのか、顎関節症そのものなのか、かも知れません。
残ったお顔を今度は丁寧に徹底的にやっていきます。
お顔にも、あちこちに小さいコリの粒みたいなのがあります。
(嫁さんは、小さいコリの粒のことを『ココリ』と呼んでました。笑)
そういうのを、探してまた探してまた探して・・・。
だいぶ楽になってきました。
座って確認してもらい、確認の仕方ではまだあるので、もう一度寝ていただいて、また考えられることをしてみました。
最終的には、痛みと音は小さくなった、違和感はあるといえばある、口を大きくあけられるようになった、あけるのが不安だったので・・・というところで終了させていただきました。
顎関節の問題で、噛み合わせがおかしい、または、軟骨がアゴの開閉でずれる、といったものはどうしても今のところ手がでないことが多いんです。
よくあるのが、そうではなくて、顎関節をとりまく筋肉の硬さのバランスが左右上下で違う、というときでこれはなんとかなるときもけっこうあります。要は、硬くなってしまったところ(ココリ。笑)がとれてきて、顎関節がスムーズに動かせるようになれば「動かしても(口を開閉しても)アゴは痛くない」状態になってくるからです。
理屈は、首痛や腰痛やと同じです。
動かして痛いものは、動いても痛くないようにしてあげる。
動かして痛いんだから、動いている筋肉を考えてあげる。
つまり、顎関節症みたいな症状でも、腰痛や膝痛やと似てる部分が多い、ということです。
もちろん、歯医者さんに先にちゃんと診てもらうとはっきりして良いですよね。
今日もありがとう。