僕は今はズレを調べたりということはやってません。
その意義を否定するわけではなく、されている方には敬意をはらっています。
また、世の中には、身体の声を聴く、感じ取るという偉大な先生もおられます。
僕はまだ身体の声を聴けるレベルにありません(苦笑)。
なので、お客さんに聞いてしまいます(笑)。
右肩が痛い、と訴えられてこられたお客様。
肩を動かしても痛みは出ませんが、顔だけで右を向くと右肩が痛いんだそうです。
なんでそうなったのか。
調べずに(笑)聞いちゃいました。
「どうしてだと思います?」
答えが
「たまたま袴をきる仕事があったから?背もたれにもたれられないし」
もっと聞きたくなりますよね(笑)?
「それってなんの仕事ですか?」
「学校の卒業式で」
「ということは、ずっと斜めから壇上を見上げてたとか?」
「たまに正面、あとはずっと左を見てました」
そのあと、「右を向くと右肩が痛い」という症状がでてきたそうです。
これだけでかなり一貫性のあるストーリーが頭に浮かんできたりします。
ずーっと左を向いてじっとしている、あまりがさがさもできない。そんな想像をしてみました。そのあとから、右を向くと辛くなった。
「あ、なるほど」っていう感じがしませんか?
別に頚椎何番のズレをもってこなくても、「あ、そりゃ右をむくのがつらくなるかも」って。
いつもこんなお客様ばかりではありませんが。
聞いてみたらこれくらい、「そうなったキッカケ」が推測できるケースがあり、聞いておくことで余分な検査もしなくて済むようになったりすることがあります。
痛いのは右肩です。
ですが、右肩を動かして痛みがでるわけではなくて、右をむくと右肩が痛いとおっしゃっています。
そうなるまえは、一時的にずっと左を向く姿勢をとっていた。
そのあとから「右をむきづらくなった」んです。
お話を聞けば、わかることって、多いと思いませんか^^
コミュニケーションもとれますしね♪
なので、だまって寝てもらうとお客様の不調が感じられたり患部がわかったりするなんてことは、僕にはまったくない(爆)のですが。
お客様にお聞きし教えてもらうことで、自分で考え考えしながらやっていきます。
結果的に「そこ」にたどり着けたら、僕は楽しいほうがいいんじゃないか、なんて思ったりもしています。
今日もありがとう。