いま、巷ではいろんな栄養素や健康法が喧伝されていて。そんな番組もかなり増えてますよね。僕も時間が合えば見るのですが(もともとそういうのに興味があるからこんな仕事しているのでね)
やれ、コエンザイムがいいの、アミノ酸がいいの、と。そりゃいいでしょうよ。やれ、この野菜にはなになにが、こんなお肉にはすごい効能が、と。それもそうでしょうよ。
でも、こんなにいろんな健康情報が出回ってるのに、なんで病人は減らないんでしょうかねー。ま、今回はそこまで大きなことを言うつもりではないんですが。
ご長寿の人に「長生きの秘訣は」と聞いて「コエンザイムをもう三十年も飲んでます」なんていうおばあちゃんを見たことがない。というか、「コツはくよくよしないこと。がっはっは」だったりで肩透かしをくらったりして。
だいたい、粗食、少食のほうが病気にはなりにくいみたいですね。僕も一日一食プラスおやつ、という生活を実践した経験からも言えるのですが(この話はいずれまた。いくらでも書けちゃうので)。だいたい、そんなにあれも食べなきゃ、この栄養素もとらなきゃ、って生き物がいたら、むちゃくちゃ効率が悪いというか、すごいハンデを種として背負わされている、というか。三十品目を食べないと寿命をまっとうできない生物、ってフツー生き延びられないと思いません?なんか僕、変な事言ってます(笑)?
僕はひそかに、「なにをどれだけ食べないか」という健康法があってもいい、と思っているんですけど、、、。