新しい銘柄が見つけられずにいる。いや、市況に遅れを取っているだけだ、内需相手に徐々に調子を取り戻している銘柄を投げ売ってまで不安定な中国消費者目当ての銘柄を買うわけにも行かず足踏みしているのだ。ただ、例の尖閣諸島の漁船事件を受けて一部の中国関連は売られることになるだろう。そこに空売りを仕掛けようと思っている人も多いはずだ。凡人の自分としても、そういうところから来週に備えようと思っている。


◆アジア不動産市場有望
金融資産として持っておきたいものの一つに、不動産がある、自分名義のマイホームとは別に投資用としての不動産があったら更に良い。これはそんな不動産にまつわる話題だ。東南アジアなどのアジア成長(振興)国の不動産市場が期待できるとのこと。そういえば、さっきニュースで日本の不動産市場が超割安ということから、シンガポールの企業が日本企業と合同で東京のマンションを買っている話があった。景気後退とともに日本国内の不動産価値も減少しているが、ここが底ということでもあるらしい。新興国は市場やREITの透明性が不十分ということで積極的な紹介とはしないが、分散投資としてはありかもしれない。日本の不動産も然りで、株と同じように単なる売られ過ぎ懸念であるならば、J-REITを買っておくのも良いかも。


◆亀田の米菓、米国で人気上昇
小麦やトウモロコシが原料のスナックよりも色んな意味でヘルシーな米菓が、今アメリカ人に受けているらしい。「ミスター・クリスパーズ」という名前のその薄焼きせんべいは、亀田製菓と三菱商事との共同出資会社で米イリノイ州にあるTHフーズが生産する。同社の2010年3月期の売上高は約100億円で前の期から2割弱増えた。近く8億円を投じて工場を増設、来春までに生産能力を25%高める計画だそうだ。また、外国で暮らしていた人なら頷いてくれると思うが、現地で目にする「日本食」は大体が中国人や韓国人運営のまがいものだ。いい悪いは別として、本当の日本の味じゃないなって感じることは多い。食べた外国人にも、これを日本の味だって思って欲しくないことも多々。そんな中、本当の日本の味を提供している企業があるならぜひとも投資したい。記事では冒頭の亀田製菓やヤクルト、サイゼリア(イタリアンだが)などが紹介されている。クールジャパンは狙い目、というか、アメリカでキッコーマン醤油を見たときの感動を思い出し、こういう企業を心底応援したいと思う。


◆資源覇権争い、危機後に異変
本日9/24時点で、この記事内容は少し古いが、触れておこう。資源・材料関連だ。ハイブリッド車や液晶基板の生産に必須のレアアース(希土類)は、中国が生産の9割超を占めているが、本日のニュースでは、日本への輸出手続を全面禁止にしたようだ。中国政府は介入していないというが、嘘だろう。尖閣船長を日本側が逮捕した報復とも伝えられている。理由はともあれ関係者には大きな衝撃であると報じられ、ハイテク機器が成長分野だけにこれはまずいという雰囲気。投資家目線では、来週はこうした銘柄が売られるのではないかと予想できる。過去に紹介した天然ガスでも、技術革新により岩石の間に埋もれたシェールガスが取り出せるようになったようだ。米国の天然ガスの輸入依存度が大きく低下しそうで、資源地図を一変させる可能性もあるようだ。


今回のような記事を読むと、長期戦略としては海外で頑張っている日本企業をぜひとも応援したい。これは投資家としてのこだわりというか、美意識のようなもの。自分はナショナリストではないが、店の看板に中国語を大きく掲げ、いかにも中国人だけがターゲットですって感じの店舗を構える企業が増え続ける中、そういう人目をはばからない日本人無視の企業には投資したくないわけだ。どうせ外国人バブルがはじけたら日本人頼みに転じるのが関の山だからだ。投資の目的はあくまで儲けること。自分は新米だが、せっかく縁あってこのブログを読んでくれている人にも儲けて欲しいのは変わらない。だけど、なくしてはいけないものがあり、何か軸を見つけて自分の投資姿勢を持たないと儲けのサイクルも確立しないのではないかということを考えた一週間でした。

保有証券が振るわない。Uアローズ-9 エイベックス-106という実績だ。長期保有ならいざ知らず、スイングトレードなのだから両銘柄ともに高値掴みをしたことは認めざるを得ない。9/2に買ったUアローズは8/30に自社株買いを発表し、このまま上がると見込んで買ったが二日間で大きく下げた。一時-100超まで落ちたが現状まで回復した。これ以上のマイナスは出せない。逆指値注文を出した上で、今週に期待しよう。エイベックスは?週中で損切りする、止む無し。


◆地方企業 次の主役を探せ
中長期投資向けの話題だ。2010年度に営業最高益となる企業は377社であるが、そのうち90社が東京や大阪など三大都市圏以外ということだ。知名度も低く、ニュースや雑誌でも扱われない(扱われた頃にはもう遅い)優良銘柄が地方にはゴロゴロしているという記事。星の数ほどある国内企業をいちいち分析はできないが、地元のことなら少しくらいは目が届くはずだ。地方上場から東証に上場すると、株価が倍増というケースもあるようだ。先週IPOを話題にしたが、アナリストが着目し、全国紙の記事に踊ることのない銘柄も無視できない。筆者が学生時代を過ごした山口のファーストリテーリング、あの時に目を付けていたら今頃億万長者になっていたかも、なんて嘆いても遅いわけだから。


◆10年度の発行額高水準でも利回り低く
個人向け社債発行活発ソフトバンク債が試金石

もう完売されていて遅いが、債権投資という道への誘いとして記載しておく。3日にソフトバンクが個人向け社債の発行条件を決め、2010年度の個人向け社債発行額は、3日時点で4000億円超に達し、昨年同時期を上回った。債券投資は株式投資に愛想尽かした人たちが集まる場所だと考えていたが、個人向け国債(固定金利3年物)の利率が0.11%ではあることも影響してか、表面利率1.24%でも一週間足らずで完売する(これは普通なのか?)のは少し驚いた。ソフトバンク債は発行額1300億円でトリプルB。債権投資は途中償還リスクや信用リスクなどのリスクがつきまとうが、ソフトバンクに至っては経営悪化や倒産などといった心配は恐らく皆無。株式専門だが、ただ寝かせておくだけの資金なら債券市場という道もあるわけだ。


◆優待目当て、広がる一般信用売り
「クロス取引」という手法は、優待銘柄の現物株を買うと同時に、同じ銘柄を信用売りする。そして優待の権利を得たら、現物買いと信用売りを一気にやることで儲けも損もない。「優待ただ取り」とも呼ばれている。信用取引には、①一般信用取引(投資家と証券会社の間で返済期限などを自由に設定できる)と②制度信用取引(証券取引所の規則で対象銘柄や返済期限が一律に決まる)があり、「逆日歩」という信用取引に掛かる株式の貸し出し手数料がかからないのが①一般信用取引らしい。②制度信用取引のみしかできない証券会社を使うのであればこの「逆日歩」には注意が必要。優待目当てなのに優待の価値が吹っ飛ぶほどの「逆日歩」が発生するケースもあるようだ。9月は優待期日を設定している企業が40ほどある。筆者のSBI証券は残念ながら無理だが、松井証券など①一般信用取引を扱える証券会社で取引を行っている読者の方には、このような「クロス取引」というのがあることを紹介しておきたい。



追加記入緩和がほんの少し効を奏したのか、今週は日経平均が少しだけ反発し、買いが入った銘柄も多かった。そんな中、週の半ばで取得したエイベックスとユナイテッド・アローズ株。先週は「半事実で買って、事実で売る」、と分かったようなことを言ったがまだ空振りのようだ。幸い暗いニュースに見舞われてはいないが現在-48(エイベックス)と-80(Uアローズ)はさすがに焦っている。筆者のスイングトレードルールでは最低2週間は保有して我慢する。もちろんストップ安みたいな極端な場合は損切りするが、それなりに自信を持って取得した株だ、2週間のうちには必ずプラスになるだろう、と楽観視してはいるが。


◆米景気、焦点は民間雇用
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長による発言が発端だ。「もし必要になれば、追加的な刺激を与える政策の選択肢はある。」ドル安促進で「輸出倍増計画」を図る米国も、景気悪化の波を消すことができずにいる。特に停滞が鮮明なのは住宅市場。7月の米中古住宅販売は年率換算で統計上比較可能な1999年以降で最低水準とのこと。米国の住宅市場と言えば2年程前にサブプライムローンの不良債権が話題になったが、住宅価格の下落によるローン返済の停滞と住宅の差し押さえ、差し押さえられた住宅は再び供給市場に戻り、需給バランスが偏って更なる価格の下落へとつながる「負のサイクル」ということだ。新規物件が売れないのも、住宅ローンが停滞するのも、やはり民間雇用にある、という記事の流れだ。米労働省が9月3日に発表する8月の雇用統計に注目しよう。オバマ政権がアピールしてきた民間雇用の増加だが、非農業部門の雇用者数は前月に比べて10万人減少するとの見方が出ている。トレーダーとして気になるのは、その統計がいつ、どの程度日本に波及するかだ。米国から少しずつ明るい話題が出ないと、日本株に売り注文が轟く日々は抜けられそうにない。


◆シェールガス、建機・ポンプにも恩恵
短期トレーダーには関心のない話かもしれない、とまずは断っておこう。シェールガスというのは天然ガス(LNG)の一種で、古くから存在は知られていたが、開発費がかさむことを理由にあまり注目されていなかったクリーンエネルギーのことらしい。今、このシェールガスの開発が安価になり、生産量が年々伸びていて、住友商事や三井物産などの日本商社も権益の取得に動いているという。しかし、記事で強調しているのはシェールガス事業そのものへの投資ではない。シェールガスの生産に伴い、価格が大きく下落しているLNG事業への投資だ。「シェールガスの開発→LNG価格低下→LNG需要増→LNG供給能力増強」という構図。日本はLNG輸入国であり、長期契約のため、すぐに調達費を削減できるわけではないとしながらもガス会社や電力会社は恩恵を受けそうだということ。短期トレーダーには関係ない話かもしれないが、長期的に見ればLNG事業を行っている企業の株価は、緩やかに上昇していくためショートはやめておいた方がいいかもしれない。


◆株価反発?空売り8年ぶり高水準
株式を売却するというのは、買った銘柄で含み益が出た場合の利益確定売り、損益が膨らんでロスカットとしての売り、そして将来下がることを見越しての空売り(ショート)だ。記事によると、東京株式市場で売買代金に占める空売りの比率は8年ぶりの高水準で推移。円高・ドル安による企業業績の悪化に対する投資家の懸念が背景にあるという。先週書いたように、筆者も自動車部品関連で空売りに手を出す予定でいるが、その他の銘柄ではショートの買戻しを期待しての逆張りでいこうと思っている。しかし記事にあるように買戻しの戻りが限られるというのは懸念するところだ。理由は世界経済の不透明感とあるが、短期的な戻りに期待してしまうスイングトレーダーとしては辛いところだ。逆張り狙いは理論的だから曲げないが、急速に大きく売られた銘柄は「売られ過ぎ」でないかということをしっかり見極めよう。2週間の短期売買しかできないのだから買い戻し待ちに時間をかけるわけにはいかないのだ。


買戻しに期待する日本株。なんだかんだ言って冒頭に紹介した2つの銘柄が心配だ。二番底の懸念からここに来てちょっと早めに買ってしまったかもと反省する反面、追加緩和があったのなら素直に早く反発するだろう、という楽観的な気持ちが混ざった気持ちで過ごす一週間であった。投資資金不足でこれ以上の買付資金がないのは情けない。せめて今週(運命の2週目)でプラスに転じて欲しい。来週ここで皆様に良い報告ができることを祈るばかりだ。