〜 ミニ・コラム 

 

 

人生で後悔する瞬間というのは何度か、あるいは何度もあると思います。後悔というのはネガティブな意識ですが、それ(後悔)を自分を見つめ直すツールとして扱う考え方を紹介したいと思います。

 

 

後悔の念を感じる時はとても重要な瞬間です。それはなぜかと言うと、自らの価値観が変化する時に後悔が発生するからです。それを教えてくれるのが後悔です。

 

例えば、「学生の頃もっと勉強してればな~」と思う時、それは今現在において勉強に何らかの価値を置いているということです。そして、学生の頃は勉強について価値を見出していなかったということです。

一方で、それは決して成長したとか大人になった訳ではありません。価値観の大幅な変化があったというだけのことです。「もっと勉強していい大学に入っていたらもっといい会社に勤めれていたのに…」という後悔は、社会人として生きる中で変化した価値観から生まれる後悔です。一方で、それは社会に呑まれてしまっただけで、成長した訳ではありません。

 

このように後悔するということは、価値観の変化を表しているのです。

 

後悔という一言を文章に直してみると、

 

「今の人生において価値がある物や価値があることを手にするチャンスがあったのに、

それを手にしなかった自分は何を考えていたのか?」

 

という感じです。

 

後悔する時、考えるべきは「昔の自分はどのような価値観を持っていたのか?」。そして、「今の自分の価値観はどのようなものなのか?」ということです。そこから自分の変化を読み取れると思います。そして、失ってしまった価値観と新たに得た価値観の2つに気づくことでしょう。その2つの価値観を比較した時、今と昔のどちらが自分らしかったのか?

 

もしも失ったものが大切なものなら、今こそ変化の時です。

 

 

【KAITON’S コラム記事】

 

 

KAITON (フリーライター)

高校で人生最大の絶望を経験。それをきっかけに視野が広がり始める。世界を知る中で、現代社会の限界に気づき、精神世界に人生の本質を感じる。一度は就職活動をするものの、また新たなるチャレンジ、内定を辞退し、本当の自分の人生を歩み始める。

コラム発信への想いは、こちらにて紹介しています。

 

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