これまで~現在の状況 | 膵臓がんサバイバー3年目 家族のブログ

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2022年5月、50代の夫が膵臓がん(肝転移有 ステージⅣ)の告知を受けました。
フォルフィリノックス治療が奏功し、2023年7月、ステージⅣからのコンバージョン手術。
術後抗がん剤治療S‐1(2023年10月~2024年9月)終了。

体力UP・免疫力UPに邁進する日々。

告知時、夫(患者)は50代後半。

膵臓がん家族歴無し・糖尿病無し・肥満無し・喫煙歴無し・過剰アルコール摂取無しでした。

 

 

2022年5月~ 

職場の人間ドックで膵臓の病変を指摘され、翌日総合病院消化器内科を受診。

膵臓がん(3㎝×6㎝)・膵体尾部・肝転移(1か所)・ステージⅣ・余命1年との告知を受ける。

 

告知後すぐに抗がん剤mフォルフィリノックスを開始

(開始~2023年7月までの間、2022年11月のコロナ罹患時を除いてスキップなし)。

間をおかず、患者会(オンライン)へ参加、情報収集に努めました(主に妻が担当)。

翌6月、ハイパーサーミア(週1)治療を開始。

 

〇オキサリプラチン 手の痺れが辛く、7ヶ月目から休薬。

〇補助療法として

 ハイパーサーミア(週1)

 食事療法(ほぼ毎日)

 サプリメントの摂取(毎日)

 運動…散歩(毎日)、フィットネスバイク、筋トレ(時々)

 岩盤浴、温泉浴(時々)

 

◆腫瘍マーカー

一旦上昇してから徐々に下降。

7ヶ月後から基準値内に入り、以降低めで安定。

 

◆CT画像検査

2ヶ月後 原発腫瘍(膵臓)約3/4に縮小・転移腫瘍(肝臓)変化なし

6ヶ月後 原発約1/2に縮小・肝臓見えるか見えないか程度に縮小

 12ヶ月後 原発見えるか見えないか程度に縮小・肝臓消失

 

 

■2023年7月

中旬 mフォルフィリノックス28クール終了

28日 ステージⅣからのコンバージョン手術

 

●原発腫瘍(体尾部)は脾臓と共に切除

●転移腫瘍(肝臓・消失)はがんがあった辺りをくり抜き、

●腹腔動脈 当初血管を覆っていたがんの残骸をはがす

●原発に近接していた胃の外壁を直径2㎝程度削る

 

手術時間は10時間に及びました。

敗血症や膵液漏などの体調不良に見舞われ、入院期間は当初の予定より長引き、52日間となりました。

 

食事制限・食事指導はありませんでしたが、手術後、なかなか食欲が戻りませんでした。

退院(2023年9月15日)後初めての食事は、空港で食べた味噌ラーメン(夫が8~9割方食べたので驚きました。こってりした、ものすごく濃い味だったのです)。

帰宅後、家庭の慣れた味だと、徐々に食が進むようになりました。

 

私達の暮らす地域には、症例数の多いハイボリュームセンターがなかったため、遠方のハイボリュームセンターにて手術を受けました。

退院後は、再び地元の総合病院消化器内科主治医のもとで治療を続けています。

退院後は、手術を受けた外科主治医による診察はありません。

 

 

 

■2023年10月~現在(術後約1年)

◆抗がん剤 S‐1(2投1休)継続中。スキップなし。

◆腫瘍マーカー:基準値内を維持

◆CT画像検査:再発は認められず

◆インシュリン等 治療なし

◆リパクレオン 毎食直後服用

 

補助療法として

 食事療法(ほぼ毎日)

 サプリメントの摂取(毎日)

 運動…散歩(毎日)、フィットネスバイク、筋トレ(時々)

は継続しています。

 

仕事は事務系。週5日勤務(週2日はフルタイム・週3日は半日勤務)しています。

 

消化器内科主治医の診察は、3週間毎です。

血液検査の結果がよければ、S‐1服用 となります。

CT画像検査は、3ケ月毎に行います。

 

色素沈着・軟便・倦怠感・気持ちの悪さなど、S‐1の副作用に悩まされていますが、対処出来ることには積極的に対処し、情報収集は怠らず、毎日を過ごしています。