森林セラピー | 膵臓がんサバイバー3年目 家族のブログ

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2022年5月、50代の夫が膵臓がん(肝転移有 ステージⅣ)の告知を受けました。
フォルフィリノックス治療が奏功し、2023年7月、ステージⅣからのコンバージョン手術。
術後抗がん剤治療S‐1(2023年10月~2024年9月)終了。

体力UP・免疫力UPに邁進する日々。

私達の住む地方都市から、車で1時間半ほどの山間の町が「森林セラピー」で注目されているそうです。

 

 

「森」、「薬草」。

若い頃から、チベット医の小川康さんの講演を聞いたり、よしもとばななさんの『王国』を読んだりしていた私は、そうした自然が持つ「力」に関心があったのだと思います。

 

でも、実際に、森や山に入るのは怖い。

スズメバチだって、マムシだって、マダニだって、いるかもしれない、と悪いことばかり考えてしまう。

整備されたところでないと、不安。。。

 

こうした感情を克服したい。

自然の与えてくれる「癒し」を、夫と共に享受したい。

 

 

私達は、田舎暮らしをしています。

家庭菜園もしているし、蜜柑や柚子、無花果、マルベリーを育てています。

庭では、柴犬が力いっぱい走り回っています(フェンスの囲いの中で)。

 

でも、振り向けば、数十m先にはバイパスが通っていて、ダンプカーの音がする。

いつも何かしら人工的な騒音が聞こえている。

 

もっと自然の中に踏み込んでみたい。包まれてみたい。

 

夫の身体の中をきれいに、きれいに、

病気なんて、最初からなかったみたいに、跡形もなく消してほしい。

 

私の心の動きは、常にここに、夫の病気へと繋がっていくようです。