昨年末ですが、ベトジョーにこんな記事が出ていました。
ベトナム人の英語力、世界70か国・地域中29位で日本抜く

実際どうなんでしょうか。

何を基準にランク付けしているのかわかりませんが、学生さんを基準にしているなら、確かにそうかもしれません。
しかし国民全体で見れば、日本人の方が英語がわかる人が多いと思います。

ベトナム人の就学率は低い

日本人は、話せなくても簡単な単語は、見れば意味がわかりますが、
一方で、ベトナム人の一般庶民は、英単語力が全く無い人が多いです。

特に農村部出身の工員クラスだと、字が読めない、算数が出来ない、
という人も中にはいます。

というのは、農村部の出身者で小卒や中卒、
中には小学校も卒業していない人が僅かならずいるからです。

 

データが2009年と古いですが、この時点で国民全体の50%以上が中卒レベルというのがわかります。
小卒以下は約40%にものぼります。
その後7年が経過したとはいえ、日本の就学率を上回ることは出来ないと思います。

僕が働く工場には約400人の工員がいます。
ほとんど20~30代の若者です。
彼らの中で「PINK」とか「BLUE」とか簡単な色を意味する英語でさえ、解る人は半分程度です。
(しかし、ベトナムの識字率は92.8%と意外と高いです。)

僕の感覚からすると、
「ベトナム人よりは日本人の方が英語わかる人多いでしょ!!」
と思うわけです。

しかし!!

ベトナム人大学生は英会話ができる!

ベトナムの大学生の英会話力には、日本人の大学生は足元にも及ばない!

気がします。

ホーチミン市内の観光地では英語がよく通じます。
レストランやカフェでは若い店員さんが流暢な英語で注文を聞いてきます。
でも正直なところ、ベトナム人の英語は日本人には聞き取りづらいですよ!

ベトナム語と同様に語尾を消して英語を発音するクセがあるからです。
たとえば、LIKE(ライク)でも「ライッ」と発音するので、最初は意味がわかりませんでした。

とはいえ、ベトナム人は自信満々で英語を話すので、この人英語すごいなーって思っちゃうんですよ。
日本人は、文法とか発音とか気にしちゃうから、なかなか言葉を文章にして話せないんでしょうね。
ちなみに英語ネイティヴの人にとっては、日本人の英語よりベトナム人の英語の方が聞き取りやすいと聞いたことがあります。

観光地では英語の通じる国ベトナム

とにかく、そんな学生さんや大卒の若者が、ホーチミン市内には結構いるので、ホテルや観光地と言われるところは英語が通じます。
ホーチミン市内を旅行する分には英語で不自由することはあまりないと思います。

しかし、少し都心を離れると英語は全く通じないと思ってください。
ただ、ベトナムのいいところは、アルファベット表記なので、行き先をアルファベットで書けば通じることです。
僕は、以前タイの田舎で迷った時、英語が通じず本当に困った経験があります。

ということで、
ホーチミン市内にいると英語は通じるな-っていう気がするんですけど、実際の一般庶民はそれほど英語はわからない。
というのが実態というところでしょうか。

なので、最初の記事スイスのなんたら教育機関の調査の仕方は学生が対象だったのではないでしょうかね。
とはいえ、日本人の学力が、グローバル化が進む中で、相対的に低下しているのは事実かもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

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