「人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。僕は逆に、積み減らすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。」
これは、岡本太郎の言葉。
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20代の僕には何もなかった。
お金も人脈も、家族は母一人。
だから、リスクを犯して海外へ出ることができた。
ベトナムに来てからも、背水の陣で仕事に挑んだ。
そして、そこそこの給料と家庭を持つことができた
これぞ積み重ねの結果だ。
しかし、確かに重い。自由は減った。
何もない頃の方が、選択肢が多かったように思える。
ブログもそうだ。
はじめた頃は、何も考えず。思っていることをただ書き綴った。
「誰かに読まれる」なんてあまり考えてもみなかった。
しかし、少しずつ読まれるようになると、読まれることを意識してしまう。
自分の弱さや、純粋な欲望、迷い、葛藤、なんてブログに書くこともなくなった。
それは、僕だけじゃないと思う。
ブログに弱みは書きづらい。
最近、ブログといえば個人でできる情報発信メディアとなってしまい、ブログに自分のすべてをさらけ出す人はみなくなった。
「そんな日記ブログ誰も読まないよ」
というが、
そんなことない。
日記にしか書けないようなことを、ブログに書いてしまう方が、むしろ面白い。
他人の私生活を、いや心を盗み見しているような感覚。
これが、本来のブログの良さだったような気がする。
最近、僕が気になるブログがこれ
結婚のご報告。。。相変わらず行き当たりばったりのジェットコースター人生
マジでこの人すごいわ。
この方、積み重ねた分と同じくらい積み減らしながら生きてる。
だから、他人が理解できないような道を歩むことができる。
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