旅にはいつもB6ノート | 貝谷郁子の和イタリアンキッチンから

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日々の食卓で楽しみたいイタリアン、そして日本ならではの和イタリアンを中心に、料理教室、おうちの料理、おいしい話をどうぞ!

 仕事のために、最近から大昔までの、イタリア取材時のノートを引っ張り出してみています。

旅に持っていく取材ノートはずっと、B6サイズのノートに決めています。旅でなくてもここ数年以外は常にB6サイズだったので、棚の下のほうには色褪せたノートがどっさり。イタリア取材のノートは話しながら書くのでイタリア語がメインで、時々、日本語が入って、走り書きで、はっきりいってめちゃくちゃな感じ。アイルランドなど英語も同じ。誰にも価値がない、私でさえなんて書いてあるか今や読めない、というところも。それでも、その時の新鮮な感動や驚きがそのまま走り書かれていたりもするので、本来の目的を忘れてしばし見入ってしまいます。ついでにイタリア以外の海外取材のノートも開いてしまい、止まらなくなってますが・・・。

 いつも旅が決まると、まず新しいノートを買うのがスタート。旅程や、訪ねる先や現地の友人たちの連絡先その他必須の情報をプリントアウトして切って貼る・・・思い切りアナログな作業をしてノートの最初のほうと最後のほうを埋めていき、その旅のノートに作っていく。メインの中央部はもちろん旅発ってから。・・・楽しみな作業です。今はiphoneだけでもメモや、ボイスメモなどいろいろ出来るけど、やっぱりノートはアナログ。

 ここ数年は、時系列で書いていくノートではなく、薄いルーズリーフをカバーの色違いで何色か揃え、仕事のジャンルで分けて使うようになったのですが、それまではずっと頑なに?B6でした。もう生産されなくなると聞いて、買いだめしたのもあります。

〜罫線が広めか、罫線がなくてドット。

〜ハードカバーはNG。柔らかくて曲げられるもの。

〜ページ数が多くないもの(重かったりかさばるのはNG)

ということで、

Lifeの40枚の表紙がいろいろな色のノート 

コクヨのcampusノートの7ミリ罫のノート白表紙

の2種類を繰り返しかなり使いました。

ルッカの街を歩いていて手に持っていたノートが、あれ?ない!

焦って振り返ると来た道に白いものが・・・あわてて走って取りに行ったことも。

 

一時は無印良品の透明カバー付きB6ノートを使ってました。

カバー部分がファスナーケースになっているのが便利で、私の理想(!)にはページ数が多すぎるのですが、そのマイナスを超えるプラス、と感じて、なんと10枚くらいは出発前に折りとって(メモ用紙として利用)少し薄くして持っていったり、ということまでしていました。でもこれもなくなってしまった・・・。

分厚くて書きやすい紙のノート、ハードカバーのノートはその後もいろいろ出ているのですが、B6がないのです。

これより大きいサイズは手軽に持ちづらく、リュックのポケットなどにも入りづらい。

これより小さいサイズは何か図を書いたりする時、長い文を書くような時にも細切れになって不便・・・・

ということでこのB6の薄いノート、また発売されないかなあ。