旬 | 冒険手帳のブログ


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北国の海産物は秋から冬にかけてをイメージしがちだが、それは当然ながら採れる場所や時期によって違う。

例えばウニなら三陸は夏がその旬だし北海道の根室辺りは10月~1月ぐらいが最盛期ということになる。
同じ魚でも採れる時期や場所によって別物になるのはなにも野菜や魚に限ったことではない。

そして私は三陸出身ということもあり、ある程度ひいき目に見ている。
という前提で言わせてもらえば、ウニやアワビはおそらく日本で一番美味しいと思う。
こういう評価をしている人に対して私はよく「あなたはどれだけの経験を経て言っているんだ!」と突っ込みたくなる時がある。
だが私はある程度その資格はあると思っている。

私の生まれ育った環境は親は潜水夫、目の前が海、スーパーも何もないから食べ物の殆どが自給自足状態。
更に自身、海産物が大好きだ。

高校卒業して約10年、潜水作業として日本の海岸をその生活の基盤にしていた。
当然ながら地の海物を食べることになる。
その中には北海道根室でのウニ漁の2シーズン含まれている。
北海道には悪いがその時に味わったウニの味は三陸の味とは違っていた。
一度や二度食べた記憶ではない。 互いに数え切れないほど食べた後での感想だ。

そして今回、改めて、最も うまい!と感じたのは

ホヤ。

ホヤは好き嫌いの激しい食べ物だ。
好きな人にとっては何にも代え難く美味しいものだが、
口に合わない人にとっては口に入れただけで掃き出したくなる代物らしい。

ホヤは時間が経てば経つ程 独特の臭みが増し、更に嫌な食べ物になる。
私は居酒屋で試しに頼むホヤをいまだかつて美味しい。と感じたことは一度もない。
なる程、こんなものを食べていたら食べられないのも無理はないのだろう。といつも思う。

ところが最近は鮮度がいいホヤが地元のスーパーに並ぶようになった。
値段は昔と比べようもなく高くなったが鮮度がいい。
たった今、海から採ってきたのではないかと思える程の鮮度で大きく丸々と太ったプリップリッのホヤが並んでいる。

この時期北三陸辺りに来ることがあったら是非、ホヤを味わって欲しい。

ホヤは年中食べられるが、8月がその旬。

1 殻のままを選ぶか殻から剥いたばかりを選ぶ。殻を取るのは簡単

2 大きく丸々と太り弾力があるような張りがあるとより鮮度がいい!
時間が経ち海水を吐き出すと皮が萎むから、

3 2つ乳房がありプラスをナイフで切り水分を出す。少しでいい。
殻を大きくカットして中の身を大胆に手でほじくりだす。
腸のような管のドロを取る。(黒い身ではない。)

薬味も何も無しで予め出しておいた塩水で食べる。

焼いても美味しいが、

やはり


刺身が一番