これは、トヨタのミニバン「パッソセッテ」のCMのキャッチコピーです。
いまや結婚するまで親と同居する女性が、20代~30代前半で約8割。そのうち4割前後は自宅に1円もお金を入れておらず、同世代シングルの可処分所得は、月7万~8万円前後あると言われます(2005年国立社会保障・人口問題研究所「第13回出生動向基本調査」ほか)。
その財源があればこそ、親と同居するシングル女性は習い事に通ったり、お気に入りの洋服や雑貨を買ったり、友達と「女子会」を開いたり、ネイルサロンに通えています。
では、結婚・出産で仕事を辞めた後、引き続き月7万~8万円の小遣いを確保できるか。
よほどの「セレブ妻」でなければ難しいことは、彼女たちもわかっています。
だからこそ、彼女たちの「理想のスタイル」が「サロネーゼ」。
自宅をサロンのようにして一部のメンバーに開放し、そこでフラワーコーディネイトやテーブルレッスン、ネイル(施術)などを教えるというもの。
そう、20代~アラサー女性が憧れる理想像は、趣味を仕事にしてお小遣いを確保する、サロネーゼのイメージ。