「人のために」が一番よくない? | メンズエステプロデューサー・モリコウスケの、メンズエステ・メンズアロマ・回春ガイド

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14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に 14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に
宮台 真司 (みやだい しんじ)

世界文化社 2008-11-11
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以下、本書より


「女の子にありがちなのが「人のために役立つ仕事がしたい」みたいな考えだ。ぼくの教えている大学でも結構いる。「他人をいやしたい」からと、心理カウンセラーや臨床心理士を目指して、一生けんめいに心理学を勉強しているようなタイプの女の子が目立つ。


(略)


実は「他人をいやしたい」という人に限って「人をいやすことで結局は自分がいやされたいんだろ」とツッコミを入れたくなるタイプが目立つ。「他人をいやしたい」という言葉に身勝手なにおいがプンプンする。こんな人にカウンセリングなんかして欲しくない。


この人々は「他人をいやす」というふるまいの意味を考えたことがあるんだろうか。人が苦しがっていたら、いやしたいと思う。でも単に「いやせればOK」という話になれば、人を苦しめる原因が社会に中にあっても、そういう問題をかかえた社会が放置されてしまう。


よく考えれば「他人をいやす」ことと「いい社会をつくる」こととは、簡単には両立しない微妙な関係がある。それをわきまえた上で「他人をいやす」カウンセラーだけが、一流だ。残りはダメだ。自分の苦しみばかり考えて社会のことを考えてこなかった人に多い傾向だ。


こうした「自意識の垂れ流し傾向」に、ぼくはウンザリだ。こういう人に限って「人のためになりたい。人に尊敬もされたい。お金も人並みにもらいたい」などと優先順位もつけないで、「仕事のやりがい」を求める。何から何まで欲しいなんて、あまりに虫がよすぎる」