正直、『もう少しで良い年だったのに。』と言った感じです。
私の知る限り、最も早くに始まった収穫ですが、その勢いのまま、最後まで一気に終えた感じです。
春先の霜被害はあったものの、順調に回復していました。
暑い夏だったので高糖度も期待でき、早い時期の収穫に準備を進めていました。
暑いまま、8月も中盤を迎える頃、雨が多過ぎました。
灰色カビ(ボトリティス)の繁殖です。条件次第では貴腐菌にもなるこのカビですが、雨の多い暑い夏にはただのカビ病です。
さらに状態を悪化させたのが雹害です。これはあくまで局地的なものですが、ウチの村を命中してしまいました。この日、入道雲を見上げたのをよく覚えていますが、あの積乱雲が原因だったのでしょう。
分散された畑で全てに被害があった訳ではありませんが、大打撃です。熟し始めていた葡萄果は2cm近い大粒の雹により傷つけられ、腐敗が進みます。こうなったら少しでも早く収穫するしかありません。
予定を前倒しして始まった2017年の収穫、選別しながらの手収穫には時間がかかります。
糖度は8月下旬にしては高かったものの、熟し切っておらず、低糖、高酸、収穫量は少な目で場所によっては灰色カビや酸敗の被害有り。難しい年です。
ただ、これから本番を迎える産地もあり、聞く限りでは今のところ良好だそうです。


