2019年の収穫は小ぶりな、凡庸なものになりそうです。
前年比とは、経済統計学的に経営判断を下す上で重要な意味を持ちますが、
農産物の収穫では、もっと長いスパンで見て行かなければならないものです。
そうは言っても、『昨年は…』思わず、比べてしまいがちです。
今年は観測史上もっとも暑い6月があり、2018年の収穫(2018.10.07)を思い起こすのに十分でした。
しかし、7,8月にブレーキがかかり、収穫開始は平年並み、もしくはやや遅めでした。
乾燥した、夜には気温の下がる、秋らしい天候に恵まれた9月上旬のスタートは、収穫量は少ないものの(ここでも昨年の収穫過多がちらつきます。)糖度/酸度共に例年と大きく違う事の無い、穏やかな収穫期を迎える事が出来ました。
しかし、それも9月後半の長雨まで、晩熟なリースリングの収穫を前に、長期予報では雨マーク(🌧)が続きます。
今年は8月の日焼けを恐れ、徐葉(2016.07.27)は軽めな傾向があったため、雨上がりにも房は乾きにくく、灰色カビが心配されます。
日曜日の朝には収穫の無事を祈り、教会に礼拝(Erntedankgottesdienst)に訪れるものですが、『今年は行かない。』と言っています。
収穫を急ぎ、雨の中、収穫機(2016.09.09)も多く見られます。
『長いワインの歴史の中には、こんな年もあった。』そうも言えなくなった近年の温暖化(2019.01.31)、
未知の敵と戦うヒーローの気分です。
