ワインの裏ラベルにSulfite(亜硫酸塩)の表記があります。亜硫酸とはワインの酸化/腐敗を防止する為に添加されている物で、Bioワインにも上限は低くなりますが、加えられています。無添加ワインもありますが、これにもアルコール発酵中に酵母の代謝により生成され、ワイン中に含まれます。

 

私も何度か無添加ワインを試作したこともありますが、先達同様、造ってみる事で添加量を抑えるノウハウの習得が目的で販売目的ではありませんでした。

 

雑菌の侵入を防ぎ、酸素を遮断出来れば亜硫酸の量は抑えられます。だからと言って無添加という訳には行きません。無添加にする事で、もっと大事な物を失ってしまいます。

 

体内ではアルコールの分解物であるアセトアルデヒド(毒素)は、糖からアルコールに変化する発酵の過程ではアルコールの一歩手前にある副産物です。これと亜硫酸が結び着く事でアルデヒド臭を防ぐ事が出来ます。

 

今現在、亜硫酸の代用になる物は見つかっていません。

『亜硫酸は善か?,悪か?』、ギリシャ/ローマ文明にまでさかのぼり、古くはホメーロスのオデュッセイア叙事詩にも載ると言われる亜硫酸は8000年と言われるワインの歴史の中で亜硫酸は最大の発見だと思います。