オリジナルのハーブスピリッツ | 海川山野 漁人

海川山野 漁人

四季折々酒肴探求

酒は呑みたし金は無し。

これは自分の日常の全般的基調と認識する所。

更に輪をかけて円安、インバウンド「娑婆」の状況も吹き荒れる大嵐の如しで自分の行動圏のバー等でも日本人客より外国人客が多い程。

彼らのお目当ては「ジャパニーズウイスキー」或いは「酒」のカクテル!?

そんなこんなで物価高騰、ほんの10年程前までは普通に呑んでた国産ウイスキーを最近はオーダーする事無く、、、

そんな状況下、強い味方が国産お手頃ウイスキー。

「ブラックニッカクリア」が愛飲するド定番。

先ずはストレートで呷り、その名の如く安定したクリアな飲み口が魅力に感じ、、、

さて「イエーガーマイスター」「シャルトリューズ」「リカール」然り、ハーブスピリッツは薬草酒としての側面強く、案外修道院で作られたりする物。

決して安価とは言えぬのも又厳然たる事実。

日頃より海辺から深山に至るまで、広範なエリアを徘徊する内に「是は!?」と感じる場面も多く。

常に持ちたい「好奇心と探求心」

早くも半分以上が過ぎてしまった令和六年、今季「心に響いた」一つが忍冬(スイカズラ)

花の盛りの水無月月初めに仕込んだ「ハニーサックルクリア」

もちろんレシピなど有る筈も無く、果実酒のレシピにも従わず手持ちのウイスキーに入れただけと自分らしいシンプルさ、、、

かなり出来上がった印象だったので緊張の「テイスティング」

僅か一月半の時のナガレとは思えぬ程ウイスキーとの相性良く「心落ち着く甘き香気」爽やかに鼻に抜けつつ「後引く余韻」は忍冬茶さながら、尤も古来「忍冬酒」が有るので単なる「ウイスキー版」と言うべきなのか、、、

それは兎も角「自分好み」のオリジナルのチューンナップがまた一つ増え。

常にこうした出会いを求めてフィールドに立ちたい物と感じ。