地震後金沢港観察す | 海川山野 漁人

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四季折々酒肴探求

元旦に発災した能登半島地震。

津波の状況も徐々に判明、自分の担当区域の志賀~門前の沿岸は地殻変動で、門前地区の隆起が鹿磯漁港では4m近く隆起、旧富来町の赤崎漁港で隆起は25cm程度との事。

そこに約4mの津波が押し寄せたイメージか、、、

海路での物資輸送が低調なのは冬場の荒れ気味の海況に加え小さな漁港等では隆起の影響もある模様。

発災時90cmの津波が押し寄せたと言う金沢港、津波や地震の影響を自分なりに記録すべくホームフィールドに出向く。

金沢港からは能登里山海道へのアクセス道があり能登から金沢に入る車で渋滞気味。

ここから能登方面に向かう車は大幅に少な目。

クルーズターミナル前には海自の「おおすみ」入港中。

救援物資輸送の任に違いなく心強し!!

立山連峰を背景にガントリークレーンも地震の影響が出た模様。

中州先端の船溜まりに於いては津波の痕跡確認できず。

吹き溜まりのゴミ芥は風で吹き寄せられた物と思われ。

外海は荒れ気味、海保の艦艇と言えども白山を含め何時もの顔触れは全て係留中。

道路は寸断、交通集中渋滞気味、ならば内浦側は案外波静かな富山湾から海路で輸送が効率的かも知れぬ等、所詮「素人」の思考に囚われ、、、

金沢港の漁港船溜まりは地震で地割れ、道路には地割は及ばずも、その内影響が出そうな方向と見られ。

鞍月用水河口付近に大きな段差は地震が原因か否かは未確認。

年末通過時には段差無し。

金沢港内のみの観察結果では目立った変化は確認されず。

当日は風が強く西防には大波砕け、海岸線、外海の観察が抜けた事がやや心残りでもあり。