令和五年 落ち鮎初物 | 海川山野 漁人

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四季折々酒肴探求

神無月序盤、キノコ、探石、岩蛸、落ち鮎狙いと追尾目標が飽和状態、怯む事無く夫々観測、補足に余念無く。

13日の晩酌の肴に朝摘みのマイタケ、ハタケシメジ

マーケットに出向けは道産の「香箱」がお手頃価格!!

蟹解禁、地物を求めれば2~4倍のぼったくり価格を考え合わせれば「買い」が正解。

品質、味も全く遜色なく地物の価値を無視した異常価格が馬鹿馬鹿しく思え。

今季三杯目、当然「蟹面」回避

このささやかさが自分好み。

幼菌ながら天然マイタケの味覚、出汁は異次元の域。

マーケットのシメジを冠するキノコの名前負けを思い知らされるハタケシメジ幼菌の美味。

先日摘んだ秋茗荷の甘酢漬け

有り合せのエイ鰭を炙り、酒は「久保田 萬壽」

方々で拝見する老舗高級料亭、贅を尽くしたグルメと一切無縁。

自ら足を運び、得られるか得られぬかも判らぬ食材に敬意のみを込めた「質素な晩酌」、、、

晩酌後友人と岩蛸狙いに出向くも釣果無し、獲物無くば寂しくなる渡世人の様な暮らし向きも嫌いでは無く。

翌朝朝起き、落ち鮎狙いにホームフィールドに出向く・

釣り座は誰かが整備して呉れて居て感謝!!

跳ね散発、いきなり触り、三度掛けるも悉く取りこぼし、、、

水無月以来のブランクの大きさを嘆きつつ四度目の正直。

川鵜に啄まれた傷も生々しい落ち鮎補足。

僅かな獲物乍ら殊の外嬉しい初物。