イサザ初物 | 海川山野 漁人

海川山野 漁人

四季折々酒肴探求

徹夜のホタルイカ掬いの勤務明け

近場にて一献。

蔓防を錦の御旗に休業の店多い折り

敢えて暖簾の灯を灯す店こそ有難い物。

桃の節句の付け出しは何と雛霰!?

この店特製の塩辛を肴に一合の酒を干す。

一合お代わりの後、牛筋をオーダー

その美味なる事言葉無し!

くにゃら(ゲンゲンボウ)干物は日本海側ならではの珍味。

弥生三月、当地ではイサザ(シロウオ)解禁なれど

コロナ過に無い平常でも出す店は多く無く。

昨年の能登穴水の漁は極めて不漁、、、、

聞けば九州の産らしくもこの状況下でイサザを出す心意気に感服!!

三陸在住時の学生時代連休頃に欲しいままに捕獲し食べて以来のシロウオ

イサザ前線は我が能登に至るも消息不明。

遠所の初物は筍に似たり。

今宵も梯子酒、何時ものシートに収まるも

移動祝いの馬鹿騒ぎに辟易、、、

飲み干す事無く早々に退散せり。