ジュリエット クロード・F・シュニス ★★★★☆

 女性版ナイト2000(『ナイトライダー』)って感じかな。ジュリエット、セクシーですね。

 せつなくてしんみり大人のストーリーでいいんですけど、自発的に事故を起こしちゃう車って製品としてはあかんやろと冷静な部分で考えてしまう。

 

くたばりぞこない アルフレッド・ベスター ★★☆☆☆

 最後が妙にパワフルなのが笑ってしまう。

 

旅行かばん アラン・E・ナース ★★★★★

 風来坊の男に心から愛する女性ができ、彼女と結婚しようと決意するが、男には自分でも自覚のないある秘密があって・・・という話。

 

 これがこの本でナンバー1かな。読んでちょっと鳥肌立ちました。

 主人公が旅好きの普通の男性かと思ったら、驚くべき事実が明るみになり、その原因となった出来事がまた身を切るようなせつなさで、こんなのどう転んでも悲しい結末しかないだろうと思っていたら、思わぬハッピーエンドに。

 これは泣けました。実際にはハッピーエンドといっても今後の苦労は大きいだろうけど、彼らならなんとか乗り越えていけるんじゃないかという希望がある終わり方でした。

 これはもう映画化してもいいんじゃないかと思うくらいの作品です。

 

選択 W・ヒルトン・ヤング ( 過去記事にてレビュー済みなので省略 ) 

 

地球のワイン マーガレット・セント・クレア ★★★★★

 宇宙からやってきたワイン愛好家の一行と、それをもてなす地球のワイン醸造主との触れ合いを描く物語。

 

 お互いがお互いに対して最大限の礼を尽くそうとしている様子が心温まる。たとえ宇宙人同士で異文化であろうと、ワインを愛する気持ちを通じてこんなにも素敵な交流ができるんだと思うと感動しかない。

 

子どもたちの庭 フリッツ・ライバー ★★☆☆☆

 宇宙人の子供たちが集う学校なんだなというのはなんとなくわかるんだけど、この物語のどの辺がおもしろいポイントなのかがいまいちわからない。

 

恋人たちの夜 ジョン・コリア ( 過去記事にてレビュー済みなので省略 ) 

 

コールガールは花ざかり リチャード・マシスン ★★★★☆

 内容に反してタイトル ( 邦題 ) がオシャレ過ぎるような気がする。

 ユーモア・ストーリー。オチがおもしろい。