札幌開成野球部の選手が使用するバットは、ビヨンド組と金属組(最新式金属バットの使い手もいるかも)に別れています。

そもそもビヨンドと金属の違いって何でしょうか?


ビヨンドは表面をウレタンにすることにより、ボールとの衝突時にボールの変形を抑え、変形によるエネルギーロスをなくすと言った物です。
なので、硬式球を金属バットの芯でとらえた時の感覚とは大分異なります(カキーンって感じがしない)。
金属はアルミ・カーボン・ジュラルミン(素材によって固さ・重さが異なる)で作られており、スイングのエネルギーをそのままボールに伝えるといったシンプルな構造です(カキーンって鳴って気持ちが良いです)。
一方「バットのしなり」で飛ばす最新式金属バット『カタリスト』はゴルフのドライバーと仕組みが似ています。
ビヨンドは「エネルギーロスをなくす」為にミート部分が柔らかくなっています。
つまり、ハイレベルな野球選手の速いスイングスピードだと、ボールはつぶれてしまいその効力は落ちてしまいます。
アメトー~クの運動神経悪い芸人の野球特集で、稲葉が軟式球を上手く打てなかったのがとても良い例だと思います。

スイング速度が一般的なスピード(100~120㎞)でもそれなりに飛距離が出るのがビヨンドです。
金属は、バットの重さ✖スイングスピードがエネルギーになるので、考え方はシンプルですが、ビヨンドや最新式金属バットのような特殊能力はあまり期待出来ません。
一方、最新式金属バット『カタリスト』に関しては従来の金属バットには無い「しなり」で飛ばしますので、スイングスピードが早ければ早いほど効果は大きいと言われてます。

まあ、ビヨンドか金属か最新式金属のとれが良いかは、どのバットの降り心地が良いかが一番大事だと思いますので、バットの特性を理解したうえで、何度も試し打ちをして自分に合ったもの見つけましょう!

また、体の成長とともにビヨンドから金属に嗜好が変わるケースもありますので、特に成長期の中学生の頃はバット選びに難儀するでしょう。

チームには複数のバットがあるので、色々なバットを使って素振りやトスバッティングを試して欲しいと思います。
自分に合ったバットを見つけることで、試合でも自信を持ってバッターボックスに入れると思います。

冬にかけて、格好のバット選びの時間が作れると思いますので、色々と挑戦して欲しいですね☀