海星中がいよいよ悲願の全国制覇に向け、横浜スタジアムへ行くことが決まりましたね。
8月20日に開幕ということで、準備期間も十分あります。
体調はもちろん、精神面の方もしっかり整えて臨んでいただきたいと思います。
ところで、中学軟式野球の、夏の全国大会は2つあります。
一昨年、海星中が準優勝したのが日本中学体育連盟(中体連)が主催する「全中(全国中学校軟式野球大会)」です。
今回出場を決めたのは、通称「全日本(全日本少年軟式野球大会)」と言って、主催が全日本軟式野球連盟です。
いろいろ違いはあるのですが、大きく違うのは、今回の全日本は、学校単位の部活動チームに限らず、クラブチームや地域選抜チームも出場しているため、各チームの選手層は厚く、よりハイレベルなチームに仕上がっているところです。
あと全日本は、高校野球の甲子園大会のように、1回戦から決勝まですべてのゲームが横浜スタジアム一会場で開催されます。
全中は、毎年各県持ち回りで、会場も複数の球場で行われている点が違います。
この大会へ出場できるのは各地区1チームのみ(開催神奈川県、横浜市以外)。
実質、予選を全勝しなくては出場権を得られません。
マリナーズのイチロー選手も出場していた、この全日本で勝つことこそが、真の日本一だと言われるのは、それらの違いが理由なのかもしれません。
2007年以降は、全日本と全中へのW出場が禁止されたため、先に行われた予選で出場資格を得ると、もう一方の大会へは出場できなくなっています。
海星中は、今年の全中予選(夏の中体連)へは出場できませんが、炎天下での連戦となる全中予選に比べて、全国大会までの準備期間が長いこの全日本は、十分調整する時間もあり、万全の状態で臨めることが最大の利点だと思います。
是非、しっかり準備していただき、さらにレベルを上げて、悲願の日本一を掴みとっていただきたいと思います。がんばれ!海星中!